2013年11月24(日) 美ヶ原スカイラインは、美鈴湖から美ヶ原自然保護センターまで11月最終月曜日に冬季閉鎖となる。その前日、日曜は晴天確実なので、暗い早朝から《思い出の丘》へ向けて美ヶ原スカイラインを走行する。道路には何頭ものニホンジカがライトに照らされ逃げ惑い、1頭のカモシカも目撃。道路は徐々に雪に覆われるが、凍結はしていない。
思い出の丘駐車場に到着すると、すでに先客の車が何台も止まっている。すぐに防寒の準備をして、LEDライトを頼りに思い出の丘ハイキングコースを登る。幸運にも、風が微風だ。風が強いと、長居は禁物となる。
東に向けて大型の三脚に取り付けた一眼レフカメラがずらりと並び、カメラ愛好家が夜明けの風景を撮影するためスタンバイ。ビデオカメラは私一人だけのようだ。シャッター音が連続的に響き、やがて西に向けて三脚を並び替え、雪で真っ白な北アルプスのモルゲンロートの撮影となる。北アルプス上空の雲が朝日に赤く染まり、徐々に下りてくる。常念山脈の上部に突き出た前穂高岳、奥穂高岳、涸沢岳、北穂高岳、南岳、中岳、大喰岳、槍ヶ岳など標高3,000メートルの山頂部が赤く染まり始め、6時32分前後がピークとなる。その後、思い出の丘にも朝日が差し込み、草木がオレンジに染まり、美ヶ原高原の影が北アルプス前山にクッキリと投影される。
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