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2019中心市街地探訪162・・三重県伊勢市

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三重県の中東部に位置し、面積208.35㎢、人口は125,695人(2019.10.31)。古くは全国各地より大勢の人々が訪れる伊勢神宮の門前町として栄え、江戸時代には伊勢神宮を管理することを目的とする山田奉行所が置かれた。明治4年の廃藩置県で度会県の県庁所在地となったが、明治9年(1876年)に三重県に編入された。明治22年(1889年)の町村制施行で度会郡宇治山田町が成立し、1906年には市制を施行した。昭和30年(1955年)には近隣4村を編入するとともに、市名を宇治山田市から伊勢市に改称した。近年では、平成17年(2005年)に度会郡二見町、小俣町、御薗村と合併して新たに伊勢市が誕生した。 静岡県からのアクセスは、東海道新幹線で名古屋まで行き、関西本線から伊勢鉄道線・紀勢本線・参宮線を経由する「快速みえ」で伊勢市まで約1時間40分、または近鉄特急で近鉄名古屋から伊勢市まで約1時間20分。 中心市街地は、近鉄宇治山田駅から伊勢市駅の南側付近と伊勢市駅の西側周辺までのエリア。 年間参拝者数8,505,253人(2018年)を誇る伊勢神宮の内、外宮は2,883,608人で、その恩恵を受けることができる外宮参道は賑わっていたが、伊勢市駅の西側に伸びる商店街の人通りは少なく、多くの店のシャッターは閉まったままだった。圧倒的集客の「おはらい町通り」に対し、伊勢市駅周辺のテーマづくりは難しいところではあるが、閉店した百貨店は再開発ビルへと姿を変えつつある。夕方になると客足が引く門前町を伊勢市駅周辺がどうカバーできるかがポイントだ。グルメなのか、飲食店街なのか、次の一手が大きなカギを握っているようにも思えた。 【伊勢市駅】02:09 JR参宮線と近鉄山田線が乗り入れ、1日当たりの乗車人員(2017年度)は、JR線は1,201人、近鉄線が4,270人。駅は地上駅で、ホームと駅舎はJR線が2面3線で南側、近鉄線は2面2線で北側に位置し、改札内跨線橋が南北を結ぶが、鉄道会社間の乗り換え改札口は無い。 北側駅舎(近鉄線)を出ると、駅前には一般乗降用スペースがあり、周辺には証券会社のビルや飲食店など小規模の店舗が点在している。南側駅舎(JR線)の中には改札口や切符売り場などの駅施設のほか、土産物店と観光案内所が入っている。駅を出ると、駅前広場の西側には路線バスとタクシー乗り場、東側に一般乗降用スペースがある。 【外宮参道】03:53 伊勢市駅から外宮を結ぶ南北約370m続くオープンモール型商店街で、土産物店や飲食店のほか、創業100年の老舗旅館「山田館」もある。 【外宮】04:20 伊勢神宮の二つの正宮の一つである豊受大御神をお祀りし、衣食住や産業の守り神としても崇敬されている。 【伊勢市駅前商店街】04:52 東西約250m続く商店街で、三交イン伊勢駅前のほか、再開発ビルの建設現場や古い商業ビルが建ち並んでいる。三交イン伊勢駅前は、地上12階建て、延床面積3,317㎡のビジネスホテルで、2001年に閉店した三交百貨店の跡地に2016年11月にオープンした。 【伊勢市駅前B地区第一種市街地再開発事業】05:26 地上12階建て、高さ46.8m、延床面積13,985㎡の再開発ビルを、令和3年(2021年)4月にオープンさせるという事業で、現在建設工事が進められている。ビルには、店舗、公益施設、サービス付高齢者住宅のほか、約20戸の共同住宅が入る複合ビルで、総事業費を約47億円と見込んでいる。 【しんみち商店街】06:06 東西約570m続く全蓋式アーケードが設置された商店街で、伊勢名物の「虎屋ういろ本店」のほか、ファッション関係の店舗など約70店が集まっている。 【さくら通り周辺(歓楽街)】06:27 東西約340mに飲食店が集まり、その周辺も含めて歓楽街となっている。 【高柳商店街】06:42 東西約290m続く全蓋式アーケードが設置された商店街で、商店街の西側には鹿屋野姫命を主祭神とする今社が鎮座し、東側にはガンダムが立っている。 【うらのはし商店街】07:06 東西約280m続く片側式アーケードが設置された商店街で、主に食料品や日用品を扱う店舗が集まっている。 【伊勢税務署】07:46 【津地方法務局伊勢支局】07:51 【津地方裁判所伊勢支部】07:56 【伊勢市役所】08:01 【伊勢商工会議所】08:06 【近鉄宇治山田駅】08:12 山田線と鳥羽線が乗り入れ、1日当たりの乗車人員は5,759人(2017年度)。駅は3面4線の高架駅で、3階にホーム、2階は改札口、1階には切符売り場やコンコースのほか、土産物店やコンビニエンスストア、飲食店などが入る駅ナカ商業施設がある。昭和6年(1931年)に完成した駅舎は、鉄筋コンクリート造3階建て、建築面積は3,201㎡で、平成13年(2001年)に国の登録有形文化財に登録された。駅を出ると、駅前広場の北側には路線バスとタクシー乗り場、南側に一般乗降用スペースが配置され、高架下の南側には飲食店が集まる駅前横丁がある。また、広場の中央付近には伊勢市出身の沢村栄治投手の銅像が立ち、路線バス乗り場の一角には度会府の庁舎跡の石碑がある。 【明倫商店街】09:37 全蓋式アーケードが設置された商店街で、専門店から飲食店など約20店が集まっている。商店街の西側には、プロ野球の巨人軍で活躍した沢村栄治投手の生家跡があり、商店街にも沢村投手に関する資料が展示されている。 【シンフォニアテクノロジー響ホール伊勢(伊勢市観光文化会館)】10:11 延床面積7,840㎡、約1,200席収容の大ホールのほか、会議室などが入る公共施設で、昭和46年(1971年)にオープンした。 【山田奉行所跡】10:32 【内宮】10:45 垂仁天皇26年(紀元前4年)に天照大御神の教えにより、倭姫命が五十鈴川の川上にお宮を建てたのが始まりで、皇大神宮を正宮とし、天照大御神をお祀りしている。 【おはらい町通り】11:11 南北約700mに土産物店や飲食店が集まるほか、伊勢名物の赤福本店、通りの中央付近には、約4,000坪の敷地に57店舗が入る「おかげ横丁」がある。

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