『仏説阿弥陀経』や『妙法蓮華経』、『十住毘婆沙論』などを漢訳した鳩摩羅什(くまらじゅう)は、大乗の仏典を漢訳した大翻訳家として知られます。
しかし、はじめから大乗を志していたわけでもありません。また、仏典翻訳という事業にもさほどの価値を見出していたわけではありませんでした。
それでも、彼の業績が大乗仏典の漢訳にあることは否定しようがありません。自分の力を超えた大きな動きに出会ったとき、鳩摩羅什はどのように行動したのでしょうか。
講演資料は大谷大学同窓会HPからダウンロードできます。
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※大谷大学公開講演会とは
大谷大学と大谷大学同窓会が協働により、統一テーマのもと毎年7月~9月の期間、全国の80支部 に様々な専門分野の講師を派遣して講演会を開催しています。
〇2021年度統一テーマ 「出会うということ」
私たちが、人として成長していく過程においては、様々な「出会い」から多くのことを学び、糧としています。また、「出会い」は避けることのできない要素でもあります。
しかし、現代の社会においては、情報技術の発展により、欲しいと思う情報が容易に手に入るようになり、日常生活を便利にしている反面、人どうしの関係性が希薄となり、そこから様々な社会問題を引き起こしているとも言えます。
2021年度大谷大学公開講演会(オンライン)では、「出会うということ」を共通テーマに掲げ、そのような現代であるからこそ、見過ごしてしまいがちとなる「出会い」の重要性について、それぞれの分野の教員と考えていく機会にしたいと思います。
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