2021年4月30日〜5月2日の「須藤満 2021 GW Special 3Days」のトリは、「Favor of My Friends」。
須藤氏が自身のリーダーセッションを行う際に使っていたライブタイトルで、アルバム『Favor of My Friends 2003』リリース時には、今回のメンバーであるギター：米川英之、ドラムス：小森啓資、キーボード：新澤健一郎のメンバーでリリースツアーを行なっている。
また、今回の「Favor of My Friends」名義でのRAG出演は実に11年ぶりとのこと。
ここしばらくでは同い年トリオである米川氏・須藤氏・小森氏の「Team Dragons」では多数出演いただいているが、勝手知ったる3人+新澤氏の4人によるサウンド、須藤氏リーダーのセッション、そしてRAG以外でもこのタイトルでのライブは久しぶりとのことで、ファンの方も大いに楽しみにしていたのではないだろうか。
2日目に続き無観客・配信ライブとなったが、その模様をダイジェストでお届けしたい。
「Super G」は毎回ライブで盛り上がること請け合い、須藤氏の代表的ナンバーの1つ。
配信のみということもあり、新澤氏はこの日もミニムーグを持って客席乱入、須藤氏もRAGの顔抜きパネルから顔を出して演奏、また各所の練り歩きも実に奔放だった。
米川氏、新澤氏、須藤氏3人でのステップ姿も斬新、爽やかなナンバー「Let's Go To The White Park」（作曲：須藤満）。
メロディのハモりが美しくキメも激しい”ザ・フュージョン”な「The Funky Trip」（作曲：須藤満）。
3人だと主にメインメロディ担当になるので、それほど聴く機会のない米川氏のワウカッティングが心地よい「Try The Wall」（作曲：須藤満）。
キャッチーなメロディが人気の「薫風」（作曲：須藤満）は米川氏のヒートアップしたソロも咆哮を上げる。
新澤氏と須藤氏が共演する際は「やらなかったことがない」というジャズロック調の「Long Time Ago」（作曲：新澤健一郎）はベースも弾きこなすのが難しいというが、新澤氏も迫力満点かつ美麗なキーボードソロで応える。
この日唯一となった米川氏のヴォーカルナンバーは「Shadow Of Your Smile」（作曲：米川英之）。
久しぶりに行われた「Favor of My Friends」は、もちろん「チードラ」ではなく「チードラ＆新澤健一郎」でもなく、紛れもなく「須藤満のリーダーセッション」であり、また新しいサウンドで私たちに感動を与えてくれた。
（文責：平田浩康 #RAGNETLIVE）
【2021/5/2のライブ配信よりダイジェスト版】
出演：米川英之(G) 小森啓資(Ds) 新澤健一郎(Key) 須藤満(B)
セトリ
1. The Funky Trip
2. Try The Wall
3. 薫風
4. Long Time Ago
5. 綺羅
6. Where Are You Going
7. Shadow Of Your Smile
8. Let's Go To The White Park
9. Super G
enc. Let's 55
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