長崎県の南東部に位置し、面積82.96㎢、人口は43,242人(2022.9.30)。江戸時代、島原藩の城下町として栄え、明治4年の廃藩置県で島原県が置かれたが、同年11月に長崎県に編入された。明治22年(1889年)の町村制施行で南高来郡島原町が成立し、昭和15年(1940年)に県下3番目の市制を施行した。近年では、平成18年(2006年)に南高来郡有明町と合併して現在の市域となり、2009年には島原市を含む島原半島が日本で初めての世界ジオパークに認定された。
静岡県からのアクセスは、東海道・山陽新幹線で博多まで行き、特急リレーかもめで武雄温泉、武雄温泉から西九州新幹線で諫早へ、さらに島原鉄道に乗り換え、諫早から島原まで約1時間10分。
中心市街地は、島原駅の西側から南側に広がったエリア。
1日20万トンを誇る島原の湧水量。水が届かなければ都市は成立せず、島原に城下町が整備されたことは必然で、武家屋敷街の道の真ん中に流れる水路は、江戸時代の街並みはこういうものだったのかと想像できる。また、島原城の立派な城郭と壮大な石垣を見れば、ここが島原半島の政治、経済の中心地であり、中心市街地の広さとアーケード街の長さに納得できた。
【島原鉄道島原駅】01:53
島原鉄道線が乗り入れ、1日当たりの乗車人員は365人(2021年度)。駅は2面2線の地上駅で、ホームは東側、駅舎は西側に配置され、駅舎内には改札口や切符売り場などの駅施設のほか、観光案内所とコンビニが入っている。駅を出ると、島原城の大手門をモチーフとした駅舎を目にすることができ、駅前広場には路線バスとタクシー乗り場がある。
【森岳商店街】03:09
南北約240m続く商店街で、飲食店、クリニック、物販店のほか、登録有形文化財の清水家住宅主屋もある。
【島原城】03:29
松倉重政が江戸時代初期に築城した平城で、明治の廃城令により全ての建造物は破却された。現在見られる五層の天守閣は、昭和39年(1964年)に復元されたもので、年間20万から30万人の観光客が訪れる島原の観光名所の一つとなっている。
【長崎地方裁判所島原支部】04:00
【島原図書館】04:08
【長崎地方法務局島原支局】04:15
【長崎県島原振興局総合庁舎】04:22
【島原武家屋敷街】04:28
島原城の築城とともに整備された武家屋敷街で、道の中央に流れる水路は400年前のまま保存されていて、鳥田邸や山本邸、篠塚邸などの屋敷の中を見学することができる。
【島原市役所】05:11
【サンシャイン中央街】05:19
南北約240m続く全蓋式アーケードが設置された商店街で、ホールや会議室などが入る「ふれあいホールサンプラザ万町」がある。
【島原一番街】05:38
南北約470m続く全蓋式アーケードが設置された商店街で、衣料品店、菓子店、食料品店のほか、島原温泉ゆとろぎの湯、南側には江東寺への参道がある。江東寺は、島原城を築城した松倉重政と、島原の乱の鎮圧にあたったが戦死した板倉重昌の墓があり、その二人の霊を供養するために、昭和32年(1957年)に「ねはん像」が建立された。
【湊道商店街】06:23
南北約170m続く商店街。
【鯉の泳ぐまち】06:36
鯉の泳ぐまちと呼ばれる新町一帯は湧き水が豊富で、全長100mにわたる水路には鯉が泳いでいて、日本名水百選にも指定されている。周辺には観光交流センターのほか、名物のふぐの押し寿司、具雑煮、かんざらしを食べることができる飲食店がある。
【島原商工会議所】07:06