衝撃に慣れるな(20230401) #日本語 #日语 #聴力 #天声人語 #教育 #勉強 #仁源 #字幕 #双语 #メルケル #トランプ #オバマ #信頼関係 #会談 #起訴 #極右 #議事堂襲撃
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■原文:
ドイツ首相を16年間務めたメルケル氏が、初会談で最も周到に準備した相手はトランプ前米大統領だった。彼女と信頼関係にあったオバマ氏は、「なんらかの優位を取り、そこをしっかり守るのがいい」と助言したという(カティ・マートン著『メルケル』)▼
他の首脳からも評判を聞き、記事や自伝本を読み、出演番組を視聴した。そうして臨んだ会談で、就任2カ月のトランプ氏はいきなり握手の求めを無視した。常に冷静なメルケル氏の少し驚いた表情が印象に残る。見ていた側も驚いた▼
トランプ氏が先月30日、ニューヨーク州で起訴された。大統領経験者が起訴されるのは史上初だと聞いても、多くの人にとって正直な感想は「今さら驚かない」ではないか。度重なる「衝撃」に、慣れてしまった▼
泡沫(ほうまつ)候補扱いだった大統領選で勝利して以来、極右団体をかばい続け、女性や障害者を蔑視する言動をした。任期を終える間際に支持者らへ「死ぬ気で戦え!」と言った直後、議事堂が襲撃された▼
「慣れ」とは、同じ刺激の繰り返しに対する反応の減衰だと百科事典にある。鳥の雛(ひな)は、孵化(ふか)して最初は頭上を横切る影にすべて警戒姿勢をみせる。何度も経験するうちに木の葉や無害な小鳥には反応しなくなる。トランプ氏が与えてきた衝撃への慣れも、近いものがある▼
だが自国第一主義や国内の分断、陰謀説などは、「木の葉」扱いできないものばかりだ。これから始まる裁判で何が明らかになろうとも、慣れてはいけない。
■中文翻訳:
德国总理默克尔在任16年间,接待过无数各国领导人,其中在首次会晤中她最为重视并做了万全准备工作的国家领导人就是美国前总统特朗普。和默克尔维持着信赖关系的奥巴马曾给出如下建议:“他总能占领上风,务必要严加防范。”(摘自Kati Marton的著书《默克尔》)
对此,德国总理默克尔悉心听取其他国家领导人对特朗普的评价,阅读特朗普的报道和自传,并收看他参与的电视节目。然而在初次会晤时,上任仅2个月的特朗普突然无视默克尔的握手示意。即使是一直以来都以冷静示人的默克尔也难掩些许惊愕,让人印象深刻。见此场景,其他人也无不一脸震惊。
3月30日,特朗普被美国纽约州提起诉讼。虽听闻这是美国历史上首位被起诉的前总统,但是对于大多数人来说最直接的感受也许是“事到如今也不足为奇”吧。大家对于特朗普所带来的“冲击”也习以为常了。
曾被视为“陪跑候选人”的特朗普,在总统选举中脱颖而出后,一直偏袒极右团体,做出蔑视女性和残障人士的言行。在任期即将结束之前,他又向支持者发出煽动性言语:“视死而战!”随后,美国国会大厦遭到袭击。
百科事典中记载:“习惯”即对重复相同刺激的反应减弱。刚孵出来的雏鸟会对所有从头顶上掠过的影子展开警戒的姿势。但一次次的经历让雏鸟渐渐对树叶和无害的小鸟失去反应。人们习惯特朗普带来的冲击,也是类似的道理。
但是“美国优先”思想、美国分裂、阴谋论都不是能当作“树叶”处理的小问题。无论接下来开庭的审判会公开什么,我们都不该习以为常。