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名古屋城の堀の水を綺麗に!地元企業が浄化作戦 来年秋には効果?【イマネタ】2023年2月13日放送

ドデスカ ! ch 1,135 2 years ago
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40年以上問題となっている名古屋城のお堀の“濁り”。それを綺麗にしようと地元企業が立ち上がりました。その秘策とは?  2月10日(金)、名古屋城でセレモニーが行われました。河村たかし市長がお堀に「黒い何か」を撒いていますが…実はこれ名古屋城の堀の水質問題を解決するための浄化作業を行っていたのです。堀の近くを通る市民からは以前からこんな声が上がっていました。 「通る時『汚いな。もっと綺麗になれば』と思っている」(名古屋市民) 「透明度が低いですよね。魚が20cmくらいまで上がってこないと見えない。桜の季節には頻繁に来るので、その時綺麗だったらいいなと思う」(名古屋市民)  水質問題は40年以上前から続いているといいます。特に今年は“ある生き物”が一番の濁りの原因に… 「今ご覧いただくと城の石垣が白くなっています。木に止まったカワウが糞をして、それで白くなっているんですけど、それが雨で流れたりしたのが水質に影響している可能性があります」(名古屋城総合事務所 佐々木誠さん)  今年は城の近くを流れる堀川に大量に発生しているボラを餌にしようと、カワウが名古屋城の堀周辺に集まっているのです。その糞や落ち葉などが堀で『ヘドロ』となっているのです。ヘドロの除去は難しく、堀の底で溜まり続けているのが現状。そんな中、地元企業が立ち上がりました。 「結構汚れていますね。もちろん綺麗にしていきたいですよ」(タケノウチテクノ 竹内英二社長)  竹内さんが代表を務めている会社に行ってみると…創業107年、名古屋市港区にある洗車機メーカー『タケノウチテクノ』でした。1963年に日本で初めて『移動ブラシ付き洗車機』を開発した洗車機一筋のメーカーです。池や川の浄化を業務として手掛けたことはありません。それがなぜお堀の浄化を? 「弊社は『カービューティー』『車を美しいものにする』とやってきました。車だけじゃなくて洗車機で水を結構使うので、水を汚しているので申し訳ないという気持ちですね」(竹内英二社長)  車だけじゃなく水も綺麗にしたいという思いから、問題となっている水質に着目。竹内さんを中心に地元企業などと協力し『名古屋城お堀クリーンアップ作戦』を始めることになったのです。    綺麗にするための鍵となるのは、尾張旭市の会社が開発した、砂状の『水質浄化剤』。濁りの原因となる有機物を吸着し、徐々に水の透明度を上げ、ヘドロを分解する効果があるといいます。この浄化剤はこれまでに愛知県内の池などに使用され、約1年で池を泳ぐ鯉の姿が見えるまでになりました。  2月9日(木)には本番と同じ船での散布テストをおこないました。これから約84トンの浄化剤を約7万平方メートルの広さの堀に撒いていきます。 「構想から1年半ほどかかった。ようやくですね。果たしてどこまで綺麗になるか、試行錯誤しながら、心配な所ですけど、きっと綺麗になると信じています」(竹内英二社長)  テスト運行も済み準備万端でしたが、翌日の10日はあいにくの雨模様。本来はこの日から本格的に散布が始まる予定でしたが、スコップで撒くだけに…船を使っての散布は14日からになりました。作業終了は2月28日を予定。今年の秋ごろには結果が出る見通しだとしています。 「名古屋城が魅力的になって皆さんが散歩をするときに楽しくなるような、そんな水辺にしたい気持ちでやっています。少なくとも鯉の泳ぐ姿が見えればいいなと思います」(竹内英二社長) #名古屋城の堀 #水質浄化 #ヘドロ #タケノウチテクノ #洗車機 #浄化剤 #名古屋城 #堀 #カワウ #糞 #イマネタ #ドデスカ #メーテレ

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