いよいよ全貌が明らかになってきた「新中日ビル」。そこで、名古屋の文化に詳しいフリーライターの大竹敏之さんに注目すべきポイントについて聞きました。
栄らしさを体感できる新中日ビル
―――新しい中日ビルの全貌が明らかになりました。
大竹さん:栄は名古屋の中心部になるので、その象徴である中日ビルが戻ってきて、より「栄らしさ」や「名古屋らしさ」を体感できるようになるのではないかと期待しています。
―――栄らしさの注目ポイントとして2つありますね。1つ目「見える景色に旧中日ビルの面影あり」について詳しく教えてください。
大竹さん:新しい中日ビルには屋上広場ができる予定です。これは、屋内と一体型のレストランになります。旧中日ビルにもあった、回転展望レストランとビアガーデンと同じような景色を眺めながら飲食ができるようになるのではないかと思っております。
―――新しい中日ビルの上層部ではなく、中層階にレストランを設置したことがポイントになりそうですね。
大竹さん:旧ビルの景色と同じように、レストランからは栄の街を一望できます。また、そこまで高くないので街ゆく人々の姿がよく見えると思います。街との一体感を大切にする中日ビルらしさがうかがえますね。
中日ビルといえば「モザイク壁画」
―――中日ビルの屋内でも、オールドファンの心をくすぐる景色があるそうですが、どのような景色ですか。
大竹さん:旧中日ビルに訪れていた人が必ず見ていたはずの、天井にあった立派な「モザイク壁画」です。モザイク壁画は、名古屋のさまざまなビルに施されていますが、その中でも特に傑作だったのが中日ビルの天井画でした。残す手間と費用の高さは大変だったかと思いますが、新しいビルに残すことが決定しております。
ただ、これを新中日ビルにどう生かすのかという部分は発表されていません。モザイク壁画を使うことによって中日ビルらしさを、体験できるかと思います。
中日文化センターと全国物産観光センター
―――注目ポイントの2つ目が「中日文化センター 全国物産観光センターで栄を文化の発信地に」です。こちらについてはいかがでしょうか。
大竹さん:栄は名古屋駅とよく比較されがちですが、名古屋駅とは違う機能や役割が必要だと思います。栄に行けばさまざまな文化を体験でき、思い出を作ることができるという街としての役割も重要な要素の1つです。これまでも、文化センターと物産センターがあることによって、栄の文化などを体験してきたと思うので、この2つのセンターを取り入れてくれるというのは、栄という街の役割をよく理解していると感じます。私としてもうれしく思います。
栄は名古屋駅とは違う役割の街であるべきだと思うので、そのためには中日ビルはなくてはならない存在だと感じます。
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