森岡恵隆師(法隆寺:広島県)のご法話です。
2023年9月9日 妙法寺(音更)常例法座にて収録。
親鸞聖人の主著『顕浄土真実教行証文類』(『教行信証』)の前書きの部分から
「ここに愚禿釈の親鸞、慶ばしいかな、西蕃・月支の聖典、東夏・日域の師釈に、遇ひがたくしていま遇ふことを得たり、聞きがたくしてすでに聞くことを得たり。真宗の教行証を敬信して、ことに如来の恩徳の深きことを知んぬ。ここをもつて聞くところを慶び、獲るところを嘆ずるなりと。」
というところを最初にいただき、そのおこころを丁寧に味わってくださいました。
「立教開宗800年」のこと、法然さまのこと、行と願のこと、他力や、因・縁・果の考え方、……まじめに、にこやかに、わかりやすくお伝えくださいました。「阿弥陀さまが救い、わたしが救われる」という浄土真宗の救いの大事なところのお話でした。ありがとうございました。