■この動画は2024年2月の雪下ろしから2024年10月中旬にかけて撮影したものを編集しました。尾瀬の見晴地区周辺で撮影したものが中心となりますが、尾瀬で暮らす私達だから事撮影できる自然な描写になっていると思います。コロナ以降、尾瀬の入山者数は回復の活路を生み出せないまま、低空飛行を続けている状況です。利用者の減少、人手不足、資材や燃料の高騰、木道の老朽化、鹿の食害問題など課題や問題は山積するばかりで、解決の速度と反比例しているとも捉えられます。個人的な考えにはなりますが、潤沢な保護や保全を行うにも、まずは利用者を回復させていく事こそが土台になると信じています。財源確保、ルールやマナーの啓発、課題や問題への着手、全てにおいて「尾瀬」に興味を持ってもらう事こそ始まりではないかと。
私たちが愛した尾瀬がどんな場所か、その尾瀬で私たちが自然体で見ている景色をお裾分けし、尾瀬へ抱く感情を高めてもらいたい。そんな想いで動画を作成しました。素人編集で見づらい点などあるかと思いますが、予めご容赦下さいませ。2025年皆様と尾瀬でお会いできる事を楽しみにしております。年末での配信となりましたが、皆様よいお年をお過ごし下さいませ。
尾瀬小屋 工藤 友弘