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“今季最強寒波”襲来 豪雪災害に苦しむ青森で再び大雪 名産リンゴに被害も【羽鳥慎一モーニングショー】(2025年1月9日)

ANNnewsCH 116,347 1 month ago
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 今シーズン最強寒波が9日から10日にかけてピークを迎えています。この影響で、日本海側では大雪となっています。これを受けて、国交省と気象庁が共同で記者会見を開き、不要不急の外出を控えるよう呼び掛けています。 ■青森県で再び大雪被害 スタック続出  8日夜、富山県黒部市では吹雪となり、激しく雪が吹き付けた看板が雪と風の強さを物語っていました。そして路面には、薄っすらと雪が積もり始めていました。  その頃、福島県郡山市では、ネクスコ東日本が大雪の予報を受け、予防的に磐越道の一部区間を通行止めにしました。  「大雪により走行できなくなった車両が大規模な渋滞を発生させる可能性がある」として、外出の見直しや降雪地域を避けた広域迂回(うかい)の呼び掛けを行っています。磐越道は、9日午前7時に通行止めが解除されました。  先週末から最大規模の豪雪に見舞われていた青森県に、再び大雪が降りました。青森市内の神社では、鳥居の一部が落下し、地面に横たわっています。雪の重みによるものでしょうか。倒れた鳥居の上には、すでに雪が積もり始めていました。  雪は青森の名産品にも大きな影響を及ぼしています。  弘前市内のリンゴ園では、雪の重みでリンゴの木の枝があちこちで折れています。ポキっと折れているものもあれば、引き裂かれるように折れているものもあります。 青森県りんご協会 内山国仁会長 「今の時期にこれだけの(雪の)量は経験ないので、そうとうな被害があるんじゃないか」  青森県りんご協会によると、大雪のためリンゴ園に近付くことができず、被害状況を未だ確認できていないところも多いといいます。 青森市民 「正直、ここまでは経験したことないくらいの雪。(平年の)3倍と言っているが、下手するとそれ以上かもしれない」  男性の上着や帽子、そして眉毛の上にも雪が積もり始めています。  住宅街では右に左に大きく弾むように走る車や、右に傾きながら走る車。スタックする車も相次いでいます。  こうしたなか、市内のタクシー会社では、こんな取り組みも…。 成長タクシー 一戸裕康さん 「こちらがスタック車両を救出する車です。これである程度の車を救出している」  タクシー会社は独自にレスキュー隊を結成し、要請を受けスタックした車の救出を行なっています。  救出要請が入り、現場に急行します。到着すると、タクシーがスタックして動けなくなっていました。すぐさまロープを括りつけ、けん引します。スタックしながらも、ゆっくり進んでいきます。そして、タクシーは無事救出されました。 ■カメラが捉えた「スリップ事故」の瞬間    スタックだけでなく、気を付けなければならないのがスリップ事故です。  先月29日、北海道旭川市を走る車のドライブレコーダーの映像です。前方を走る車が突如右に向きを変え、壁に衝突。勢い余って、もう一度壁にぶつかります。映像をよく見ると、衝突寸前に白い車は左右に揺れています。  ブレーキランプが灯ったのは、壁に衝突する直前でした。衝突の反動で車の後部が宙に浮き、その後、バウンドするように弾みながら再び壁に激突。すぐ後ろを走っていた車は追突を回避できましたが、後続車が次々と追突しました。  消防によると、事故は複数箇所で起き、バスを含む20台ほどが巻き込まれ、12人が病院に運ばれたといいます。  北海道岩見沢市は、一帯が白い雪に覆われています。道路や線路でも見渡す限り、あちこちで除雪作業が行われていました。  8日午後2時時点で、114センチと平年の2倍近い積雪となっている岩見沢市。排気口が雪で塞がれると一酸化炭素中毒を引き起こす恐れがあり、市職員が住宅を回り、声掛けを行なっていました。 市役所職員 「こんにちは市役所です。現在、豪雪パトロールをしていまして」 「ここ数日の積雪で間口とか、ストーブの排気口がふさがっていないか確認しに来ました」  岩見沢市では、雪下ろし中の事故も起きています。8日午後1時半前、市内の住宅で屋根の雪下ろしをしていた業者の男性2人が屋根から転落。2人は雪に埋まり、同僚によって助け出されましたが、このうち50代の男性が心肺停止の状態で病院に運ばれました。    8日午後、国交省と気象庁の緊急会見が行われました。 気象庁 細見卓也所長 「8日(きのう)から9日(きょう)にかけて日本海で雪雲が発達して、9日(きょう)を中心に東北地方の南部の日本海側、北陸地方、東海地方、特に岐阜県で降雪が強まるおそれがございます」 国交省防災課 西澤賢太郎課長 「車両の立ち往生や、道路の通行止め、 公共交通機関の大幅な遅延や運休が発生するおそれがあります。不要不急の外出は控える、予定を変更することもお考えください」 ■買い物困難な人を支援する移動販売  8日、新潟県長岡市では朝から降っていた雪が次第に大粒の雪へと変わり、所々で積もり始めました。妙高市でも大粒の雪で辺り一面銀世界となりました。  さらに、小千谷市では雪崩が木々を巻き込み斜面から流れ落ち、現在も崩落の危険性があるため、道を塞いでいる雪は手つかずの状態となっています。  魚沼市では朝から大粒の雪が降るなか、トラックに大量の食品を積み込む男性がいました。 販売員 「(Q.きょうは注文多いですか?)きょうは(注文が)多い」  買い物に行くのが困難な人たちのために移動販売をするスーパーでは、多くの食材などを車へと積み込みます。その数は1200品以上です。 販売員 「あしたね!はいはい!イチゴのほう2つね!なるべくイチゴかモンブランじゃない別の物にしてみる」  急ピッチで積み込んでいくなか、早朝からすでに10日以降の予約の電話が相次いでいます。 販売員 「雪も多いせいか、こんなにいっぱい注文しないので…。(雪で)多く注文してくれる方も中にはいらっしゃいますね」  午前10時、すべての商品を積み込み、いよいよ出発。移動中、雪はどんどん強くなっていき、前が見づらくなる場面も。到着してもなお、雪は強く降り続きます。 利用客 「ヤクルト飲もうかな」 販売員 「ヤクルトね!はいよー!」 利用客 「カボチャ!」 販売員 「カボチャあるよ!」 利用客 「(本当に)助かってます、歩くのが容易じゃないから」  到着が遅れると、利用する人たちを雪の中で待たせることになるため、移動時間を逆算し、各地域ごとに販売時間を設けています。  次の場所へと移動すると、次々に商品を購入していく女性が野菜以外にも肉や果物なども両手に抱え、大量に購入していきます。 販売員 「もし、持っていける分あるなら…」 客 「(Q.結構買ってますね)野菜はね、消費するから…」 販売員 「雪がいっぱい降ると、なかなか買い物に出られないので、1回の時に『いっぱい買うぞ」って。そういう人が(この冬)多いです」  富山・黒部市では、今季最強寒波に備え、早いうちから雪かきに追われていました。 黒部・宇奈月温泉やまのは 中山義之支配人 「もっと寒くなると、ツルツルに凍ったりするので…。あしたから暴風雪とかになると、高速道路とかそういうところがストップしたりするので、電車とか含めて心配な部分がありますね」 (「羽鳥慎一 モーニングショー」2025年1月9日放送分より) [テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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