愛子さまが「鴨場接待」デビュー ハプニングも…笑顔で交流 両陛下の思い出の場所【知ってもっと】【グッド!モーニング】(2025年2月15日)
天皇皇后両陛下の長女・愛子さまが、日本伝統の鴨(かも)猟で各国の大使らをもてなす、「鴨場接待」に初めて佳子さまらと臨まれました。
■愛子さま「鴨場接待」デビュー
各国の大使が迎えるなか、あいさつをされる天皇皇后両陛下の長女・愛子さま。
14日に千葉県市川市の宮内庁新浜鴨場で行われたのは、各国の駐日大使らが日本伝統の鴨猟を体験する鴨場接待です。愛子さまは秋篠宮ご夫妻の次女・佳子さまと共に、大使らとの交流を楽しまれました。
愛子さま
「I hope you will enjoy.(楽しんでいただければ幸いです)」
佳子さま
「Nice to meet you.(お会いできてうれしいです)」
鴨場接待は、渡り鳥として池に飛来する野生の鴨を伝統的な方法で無傷のまま捕獲し、標識をつけて放鳥する行事。愛子さまにとっては、この日が「鴨場デビュー」となります。
こちらの宮内庁新浜鴨場は、皇室にとってはゆかりの深い大切な場所です。過去には、昭和天皇や若き日の上皇ご夫妻、少年時代の天皇陛下が共にバードウォッチングを楽しまれたことも。また、天皇陛下が皇太子時代にお忍びで訪れ、雅子さまにプロポーズした場所としても知られています。
■鴨場接待は「海外の要人に喜ばれる行事」
そんな鴨場では、14日にハプニングが。一羽の鴨が池に逃走。係員が急いで網を持ってきますが、すでに鴨は池の奥へ。ハプニングに気づいた佳子さまも見つめるなか、網を持った係員が池に入り鴨との間合いを徐々に詰めると、無事に捕獲。見守っていた各国の大使からは拍手が沸き起こりました。
その後、鴨を放すための係員の説明を受けられた愛子さま。大使と笑顔で話しながら意気込む様子も見られました。
そして無事放鳥に成功。周囲は拍手に包まれます。各国の大使も鴨を放し、最後に佳子さまと同時に放された愛子さま。無事に鴨場デビューを終えられました。
鴨場接待は数ある皇室行事のなかでも、海外の要人に喜ばれる行事だといいます。
皇室解説者 山下晋司さん
「140年近く前ですね。外交団の接待として鴨場を使っている。なぜ鴨かというのは、一つは面白いからというのが言えるが、皇室関連の施設で楽しんでもらう。そこで日本や皇室のことを知ってもらうのが国際親善の一環として非常に好ましい」
愛子さまのご様子については。
山下さん
「いつも通りというか。堂々としておられるというか。非常に場を明るくされている。場も和んだだろうなと思いますね。愛子さまからすると、お父様がお母様にプロポーズされた場ですから、ひょっとしたらそんな話(当時の話)も出たのかもしれない」
(「グッド!モーニング」2025年2月15日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp