“2大巨頭”かっぱ橋道具街×100均 最新!アイデア便利グッズ一挙公開【Jの追跡】【スーパーJチャンネル】(2024年12月14日)
世界を魅了するアイデア便利グッズの“2大巨頭”かっぱ橋道具街と100円ショップ。最新の便利グッズを一挙に見せます。
■手が疲れにくい「大根おろし器」
まずは、東京・浅草にある「かっぱ橋道具街」。
料理人以外からも大人気なのが、8500種類ものアイテムがそろう「飯田屋」。大根おろし器だけで200種類あり、お客さんのニーズにピタリとあった商品が見つかります。
50代女性
「大根おろしは好きなんですけど、疲れるから避けてた」
飯田屋6代目 飯田結太社長
「そしたら、これが一番合ってるかもしれない」
“簡単に大根おろしを作りたい”そんな人におすすめなのが「シャキふわ大根おろし器」です。実は、最も「おろしやすい角度10度」に立ち上がります。食材の断面に力が伝わりやすく疲れにくいんだとか。
飯田社長
「平行に動かすよりも角度をつけたほうが手が疲れにくい」
冬の定番、たっぷりおろしの「みぞれ鍋」に大活躍すること間違いなしです。
50代女性
「じゃあこれでダイエットもできますね!」
飯田社長
「最高!」
■飯田社長のおすすめ一挙大公開
“道具王子”でおなじみ飯田社長にはある思いが…。
飯田社長
「僕たちは『売り手』であると同時に『伝え手』。まだお客に知られていない商品をどう伝えていくのか」
そこで年末総決算!飯田社長おすすめの売れ筋から掘り出し物まで一挙大公開。
まずは「ベジタブルユニークピーラー」。
業界初?!指で持つピーラーです。持ち手がないぶん余計な力がかからず、まるで手のひらで削るような感覚を味わえます。ピーラーの刃が緩やかなカーブになっているため、皮がくっつかず作業を中断せず連続してむくことができます。
続いては、その名も「ムテキバサミ」。
飯田社長
「ムテキバサミは飯田屋史上最も食材を万能に切れるキッチンバサミ」
一般的なキッチンバサミでは全く歯が立たない硬いカボチャが、ムテキバサミの場合ご覧の切れ味。一方、柔らかくて滑りやすいプチトマトもきれいな断面にカット。さらに皮が刃と刃の間に入り込みカットしにくい鶏肉も皮の部分もスパスパと切れます。その名の通り、まさに“ムテキ”なんです。
飯田社長
「秘密は『刃』にあります。“Wギザ刃”と呼んでる。両方ともにギザギザの刃がついてる」
一般的なキッチンバサミでは、ギザギザしている刃は片側のみ。ダブルギザ刃だからこそ食材にしっかり食い込みカットできます。
続いては、先端に大きな穴が空いたトング、その名も「揚げ物トング」。実はこれ、菜箸だと割ってしまうような「揚げ物」も油を切りながらしっかりキャッチできます。食材に触れる面積が少ないため、ポテサラの取り分けもくっつきません。
40代女性
「子どもがいるので唐揚げやカツを作るから活躍するかな」
続いては「スティックポテトチョッパー」。食材を上から押すだけで、一瞬でスティック状にカットできます。
飯田社長
「包丁で野菜をスティック状に切るのは手間がかかるんです」
簡単にフライドポテトが作れるほか、ゆで卵もカットできます。
材料の下ごしらえが簡単で、時短調理に最適です。
■固定の量を計量できるマドラー
突然ですが、ここでクイズ。
なぜかマドラーが2つ?これは一体、何に使うと思いますか?
スイスから来た観光客
「野菜に穴を開けて種を取る?」
オーストラリアから来た観光客
「抹茶?」
正解は、差してクルッと回すだけの「計量味噌マドラー」でした。
2つのマドラーで人数に応じてそれぞれ計量でき、毎日同じ味付けで、塩分の取りすぎも防いでくれる優れ物です。無駄なく最後まで使い切るのにも便利です。
■小指の力だけでも使えるピーラー
この日、日本人以上に道具店を満喫しているご婦人を発見しました。
料理が大好きだというハワイ在住のアンドレアさん(86)は、息子や友人たちと初めて訪れた日本で、どうしても道具街に来たかったといいます。
探していたのは…。
アンドレアさん
「持ち心地が良いピーラーを探しているの。手が痛くならないモノね」
そこで店員さんがおすすめしたピーラーが…。
店員
「切れ味がいいので小指でできるくらい軽い」
アンドレアさん
「OK!コレは2個買います」
包丁職人が手作りした「エバーピーラー」。まず驚くのは、その切れ味です。
切った断面が光をピカっと反射。これは断面が全く荒れてない“切れ味”の証しだそうです。
さらに、持ちやすい「刃の角度」にもこだわり。小指を引っ掛けるだけのごく弱い力でスイスイむけます。
日本旅行を終えたアンドレアさんがハワイの自宅から、エバーピーラーの使い心地をレポートしてくれました。
アンドレアさん
「すごく簡単でいいわ。すごいわ!ショウガにも効果てきめんよ。カキだってお茶の子サイサイね」
切るわ切るわ、どんどんピーラーを活用し作ったのは、ヘルシーな「ハワイ風オーガニックサラダ」。
アンドレアさん
「アリガトウ!カッパバシイイダヤ」
■業界初の薄さに切れるスライサー
この日、飯田社長が訪れたのは、仕入れ先の高級包丁メーカー。来年春発売予定の“新商品”の最終チェックで、特別にカメラ取材が許されました。それがこちら!なんと業界初の薄さ0.4ミリまで切れるスライサーだそうです。その切れ味は…?
飯田社長
「うわ!ハハハ、薄っ!」
「これは職人技ですね」
さらに驚きはダイヤル式でスライスの厚みを15段階6ミリまで調整可能です。ジャガイモもスライサー1台でこんなにも違いがあります。
さらにさらに「千切り専用」の刃を装着してジャガイモをスライス、すると…。
飯田社長
「ジャガイモは切られたことに気づいていない。切れ味良すぎて細胞がまだくっついている」
「控えめに言って、これ最高ですね」
飯田社長も来年のヒットを確信したようです。
■二刀流のメイクブラシスタンド
一方、所変わってこちらは100円ショップ業界ナンバー1のダイソー銀座店。あまりの品ぞろいに爆買いする人が続出しています。
60代女性
「財布がヤバい。100均で財布がヤバいってどういうことよ。どんだけ買ってるの」
この日、ハイテンションなアメリカ人女性を発見しました。
セリーナさん(53)
「これ最高よ!こんなに必要な物を“ナゼ今まで知らなかったの!?”と感動したわ」
女性が感動していたのは「パーカーハンガー」。「フードの半乾き」に悩むこれからの時期の必需品。背中部分に布地が重ならないため乾きやすいです。
さらに、切れ込みが入った折りたたみ式のスタンドですが、実はこれメイクブラシを乾かす便利グッズ。ひっくり返してつるすと毛先が型崩れせず乾きやすいです。干した後はそのまま収納として使える優れ物です。
実はセリーナさん、アメリカの航空会社でキャビンアテンダントとして活躍中とのこと…帰国後にはビデオレターが届きました。
セリーナさん
「見ての通り、私はお化粧をたくさんするから使い心地が楽しみだわ」
メイクが大好きだというセリーナさん、スタンドの使い心地にご満悦の様子。
セリーナさん
「逆さにすると形が崩れないから助かるわ」
さらに浴室のタオルラックで使っているといいますが…。
セリーナさん
「乾いたらひっくり返すと…ほら、スタンドになるの(拍手)」
最後までチャーミングなセリーナさんでした。
■便利グッズを生み出すヒットメーカーへ
ここで突然ですが“100均”クイズ!
「PUSH」と書かれたこのアイテム、一体何に使うと思いますか?
スペインから来た観光客
「ア~!ドアを開けっぱなしにする時に使う?」
メキシコから来た観光客
「スマホにつけてビデオを見る?」
正解は、壁に貼ってモップやほうきを片手で押し込むだけ、手を離しても落ちない、その名も「モップキャッチ」。倒れやすい物の収納に便利です。
生活を豊かにしてくれる便利グッズの数々を取材していると、外国人観光客からは「便利アイデアはどうやったら思いつくの?」「オモシロ商品ってどんな会社が作っているの?」といった疑問の声が上がりました。
そこで取材班が向かったのは、和歌山県海南市。ここに数々の便利グッズを生み出したヒットメーカーがあるといいます。
キッチングッズを中心に、これまで1500種類以上のアイデア商品を生み出した「小久保工業所」。
現在大ヒット中なのが、去年発売されたばかりの、まるで「刀」のようなスティックです。
小久保工業所 小久保好章社長
「これは月に5~6万個売れてる」
実はこれ、ちくわの穴づめが簡単になる便利グッズ「ちくわデコレーター」です。ポイントは「コの字に抜かれた」固定板です。
食材を押さえながら鞘(さや)から刀を抜くように引き抜けば、どんな具も詰められるというわけ。味や彩りを楽しめると、おかずやお弁当で大活躍します。
SNSをきっかけに、爆発的なヒットになったんだとか。
続いても便利なキッチングッズ「まな板キャッチャー」。片側だけ壁がない箱のような形ですが、実は「まな板」にジャストフィットします。
切った食材をそのままスライドさせれば、まな板がスッキリ。しかも「水切り穴」があるので、食材を洗うのもラクチン。そのまま盛り付けもできちゃう優れ物です。
まな板の渋滞を解消する便利グッズです。
■アイデアグッズのヒントは「お困りごと」
社長自らが考案した「穴あきスプーン」です。
小久保社長
「これは半分、趣味みたいな商品」
先端がフォーク状になったカップ麺用の「スプーン」。麺もすくいやすく、残った具材もスープを飲まずに食べられる便利グッズです。
社長のカップ麺好きが高じて生まれた商品ですが…。
小久保社長
「(Q.売れているんですか?)めちゃめちゃ売れてるんです。社員のアイデアだったら却下してたわ」
一体どうやってアイデアグッズを生み出すのでしょうか?
小久保社長
「世の中にあふれている“売れ筋”商品にもデメリットがある。我々は『お困りごと解決業』。『不便があるのでは?』『不便なものは何か?』と気づくこと」
「売れ筋商品」のまだ解決できていない「お困りごと」こそが狙い目だそうです。
■お困りごと探しに「ユニクロ」へ 成果は?
「お困りごと」探しに社長が女性社員と向かったのは「ユニクロ」。
真っ先に向かったのは、「女性用アンダーウェア」コーナー?
小久保社長
「売り場を見てもかなり広げてるから、メイン商品でよく売れる商品。洗濯ネットを作ると、それだけニーズもあるんじゃないか」
ユニクロで、この商品の“お困りごと”を深く探した結果、求められていたのは「カップの“型崩れ”を防ぐ洗濯ネット」と絞り込みました。
左右のカップを「フレームで固定」するというアイデア。しかもそのまま干せるという優れ物です。
春の新生活に向け、来年2月に発売される予定だそうです。
小久保社長
「ほのぼのする。家庭を笑顔にする商品が軸。毎日一生懸命考えれば思いつくのでは」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp