来年1月4日東京都で開幕する春の高校バレー全国大会。今回は男子・女子ともに佐賀学園が県の代表として出場します。初の男女ペアでの出場となった両チームの強さをご紹介します。
【佐賀学園3年セッター(2番手)千々岩斗武キャプテン】
「優勝してやっぱりホッとしたというのがあります。エースがいないチームなんで、全員で助け合って点数を取るチームかなって思います」
佐賀学園・男子バレーボール部。
【実況・川野優也】
「ブロックだ!佐賀学園の高い壁!ブロックポイント!」
スタメン6人の平均身長は181センチ。高さを生かしたブロックと粘り強いレシーブを武器に、春高県大会5連覇を達成しました。安定した守備を支えるのは1年生のリベロ・廣川怜也です。
【佐賀学園1年リベロ廣川怜也選手】
「膝を使ってボールを吸収する。体の前でとることを意識しています」
一方、攻撃のキーマンは2年生の渡瀬晴輝。
身長は180センチ、最高到達点はチームで最も高い3メートル28センチ。高さと力強さを兼ね備えたスパイクで得点を量産します。
【佐賀学園2年ミドルブロッカー 渡瀬晴輝選手】
「3年生を全国大会に連れて行けるので、嬉しいです。ジャンプ力を生かして高い位置からスパイクを放っていくのが武器だと思っています。上がったボールは全部決めにいくくらいの気持ちで決め切りたいと思います」
「司令塔」は、1年生セッターの徳納輝。大胆かつマシーンのような正確なトスで常勝軍団のレギュラーをつかみました。
【佐賀学園1年セッター 徳納輝選手】
「身長がない分、スパイカーを120%打ち切れるトスを意識して上げます。ネットから近い方が良いか、高い方が良いかというのは1人1人聞いて、1本1本コミュニケーションとって決めています」
絶対的なエースはいないものの、「全員バレー」で5年連続の全国に臨みます。
【佐賀学園3年セッター(2番手)千々岩斗武キャプテン】
「勝つためには、何が必要なのかというところをチーム全体で意識を統一してから、全国ベスト4に入れるよう頑張ります」
「絶対勝つぞ!おっ!」
=女子パート=
【実況・波佐間崇晃】
「町田が切り込んでいった!佐賀学園初優勝!初の夢の舞台です」
【佐賀学園3年アウトサイドヒッター 古賀日菜多主将】
「頑張ってきた良い思い出が強くて感動しました。決勝が終わった後は泣いていました」
創部以来初めて全国大会への切符を手にした佐賀学園女子バレーボール部。
両サイドからスパイクを決めるアウトサイドヒッターの嶺川七花、そして町田菜緒。強力なスパイクが持ち味の2年生コンビを軸に、攻撃的なバレーボールで初めて県大会の頂点に立ちました。
【佐賀学園3年アウトサイドヒッター 古賀日菜多キャプテン】
「2年生2人が苦しい時とかに良く決めてくれて。攻撃力に魅力があるチームなので、レシーブ力とブロック力をもう少し強化して、力をつけていきたい」
攻撃的なバレーを守備で支えるのは、3年生ミドルブロッカー大野ゆりあ。170センチの長身を生かしたブロックで流れを手繰り寄せます。
【佐賀学園3年ミドルブロッカー 大野ゆりあ選手】
「上に真っすぐしっかり跳んで、手を前にしっかり出して。自分1枚でも、相手のエーススパイカーを止められるようにブロックができれば」
県大会で最も点を稼いだのが、2年生のエース、嶺川七花です。
【佐賀学園2年アウトサイドヒッター 嶺川七花選手】
「ジャンプ力を鍛えることを頑張っています。縄跳びと、ちょっとした段差のジャンプで」
最高到達点2メートル90センチは県内の女子でトップ。相手のブロックの上からスパイクを打ち込んでいきます。
【佐賀学園2年アウトサイドヒッター 嶺川七花選手】
「全国大会で使う東京体育館のあのでっかいコートに憧れています。少しでも3年生とコートの中にいたい。全国ベスト8が目標」
町田は県大会の準決勝で右手の小指を負傷しましたが、順調に回復。チームは県大会優勝の勢いそのままに全国の舞台に挑みます。
「全国大会頑張るぞー!おー!」
組み合わせ抽選会は12月4日。全国大会は1月4日〜8日に東京体育館で開催。