【山岳フォトグラファーが作るシネマティックな登山レポート】
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Kotaro【Hiker's Report】
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今回初めて折立から雲ノ平を目指しました。
遠さ故になかなか実現せず、
何年か前から計画してきた山行です。
タイトルの通り、登山というより
「冒険」といった言葉が似合うルートでした。
北アルプスの奥深さに触れることができた山旅でした。
■ルート解説
▽1日目|折立〜太郎兵衛平〜薬師岳(撤退)
・折立に向かう途中の有峰林道は、20時00分~6時00分までの間通れません。
前泊している人がかなり多い印象でした。
・折立からの樹林帯はしっかり標高を稼ぐようにガシガシ登っていきますが、
中盤以降は展望が開け、道もかなり綺麗に整備していただいているので登りやすいです。
・太郎小屋からテント場まではそこそこ歩くので(15分ほど)
小屋での用事は一度に済ませておいたほうがいいです。
▽2日目( 9:46 )|薬師峠〜薬師沢〜雲ノ平
・薬師沢まで500mほど下り、雲ノ平まで600mほど上がります。
・太郎兵衛平〜薬師沢間の朝の森の雰囲気が素晴らしいです。
木道も敷かれているので歩きやすく、最高のトレイルでした。
・薬師沢から雲ノ平までの登りは一気に標高を稼ぐため、
急坂を1時間半ほど登りますがここが今回一番の要注意ポイントです。
ここの岩が丸っこい上に苔が生えているのでかなり滑りやすいです。
下りはコースタイムの1.5倍ほど時間がかかりました。
キレットより怖かったです。ゆっくり通行してください。
▽3日目( 26:02 )|雲ノ平〜祖父岳〜折立(ピストン)
・祖父岳へはあまり危険な箇所はありません。
・上述してますが薬師沢への下りが一番の難所です。
さらに薬師沢から太郎兵衛平への登り返しもキツいです。
行動食や水分をこまめに補給し何とか登り切れました。
■良かったことや改善点
・友人の勧めで行動食をかなり多めに持っていきましたが大正解でした。
アップダウンのある行程もあまりバテずにペースを落とさず歩けました。
・これも友人のお勧めなのですがベルギーワッフルが行動食としてとても優秀でした。
カロリーが高く、しっとりしているので口の中でパサつきません。
・夜〜早朝のテント内の気温は10度ちょっとでしたが、
ダウン類は使いませんでした(シュラフの性能や個人差あると思います)
・木道が多い故なのか、指に2回木のトゲが刺さりました。
余裕があればピンセットがあった方がいいかもです。
・雲ノ平〜薬師沢の下りは本当に注意が必要で、
時間をかけて、全身を使ってゆっくり下ってください。
・服装ですが、ベースは山と道のメリノTシャツにDW5Pocket Pants、
肌寒い時には上に山と道のUL Shirtを羽織っています。
夏の縦走はこの組み合わせが一番しっくりきます。
▽【山と道】ULシャツとバンブーシャツどっちが良いか?素材・ベースレイヤー・シーンで考えてみる
https://youtu.be/CG5LUcqDg6w
▽山と道 DW5-Pocket Pantsをレビュー【登山ウェア】
https://youtu.be/ryUkcOLwd1s
■他の北アルプス縦走登山の動画もご覧ください。
▽【北アルプス縦走】鷲羽岳と水晶岳|"最後の秘境"で出会う秋の大絶景!3日間のテント泊登山
https://youtu.be/E7IZU1NpGj8
▽ 【テント泊登山】涸沢と北穂高|瑞々しい夏の北アルプスと3,000m峰の大パノラマ
https://youtu.be/0uumBSNlHJI
■Instagram
@kotaro_photography
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#北アルプス縦走 #テント泊登山 #雲ノ平
■ドローンでの空撮について
撮影には国土交通省登録機体を使用しています。
使用にあたっては事前に中部山岳国立公園管理事務所への確認を行なったうえで、
動物やヘリコプターへの影響がないことを確認しつつ、
他の登山客の方がいないエリア・時間帯で撮影を行っています。
(空撮映像内に映り込んでいるのは関係者です)