絶景の河津桜、2週間遅れの満開で観光客殺到 3日からは一転…真冬並みの寒さに【羽鳥慎一モーニングショー】(2025年3月3日)
2日は各地で今年一番の暖かさとなり、東京は20℃を超えました。ただ、一転して3日からは真冬並みの寒さになるということです。
■絶景の河津桜 ようやく満開
川の両岸を彩る桜色。春の日差しに照らされた鮮やかなピンクが延々と続きます。静岡県河津町のシンボル「河津桜」。この週末、ようやく満開になりました。
桜の下にはたくさんの観光客がいます。例年、開花に合わせて2月に開かれてきた「河津桜まつり」。
去年の夏の暑さや寒波の影響で2月後半になってもほとんどの桜がつぼみの状態。今月に入って2週間遅れて、満開となりました。
先月24日は閑散としていた出店には、たくさんのお客さんが詰めかけ、ほぼ満席の状態です。
スリランカ出身の男性
「先週も来たんですけど、全然(桜が)なかったから。(桜が)あると思って来たけど、(先週は)全然なかったから、今週も来ようと思って来たんです」
河津桜まつりは2月末で終わりの予定でしたが、9日まで延長になりました。
■静岡で今年初の20℃超 4月下旬並みの陽気
日差しが強くなってくると、薄着になる人や日傘を差す人の姿もありました。上着を脱いで持っていた女性はこう話します。
群馬からの観光客
「朝のうち、ここを通る時は着ていましたけど、もう今はとてもじゃないけど暑くて着ていられません」
1日、静岡県では今年初めて20℃を超え、ほとんどの観測地点で最も高い気温になるなど、4月下旬並みの陽気になりました。
この季節外れの暖かさに多くの観光客が求めたのはソフトクリームです。
たい焼きやソフトクリームを販売する 屋台の店員
「(Q.きょう、どれが一番売れていますか?)ソフトクリームです。きょうはいつもの3倍くらい売れていますね。なくなっちゃいそうで、急いで今、発注かけています」
想像以上の売れ行きで売り切れてしまった種類もあるといいます。
先週まで閑散としていた河津桜まつりに戻ってきた活気。運営スタッフも喜びを隠せません。
河津桜まつり 関圭宏運営委員長
「『ようやく』といった感じで、本当に待ちに待ったといった感じで。我々もようやく一安心といった感じですね。今見頃ちょうど迎えているんですよ。来週末でも十分楽しめます」
■東京都心 ポカポカ一転…3日は極寒に
静岡市では、ゴールデンウィーク並みの暖かさになりました。
女性
「びっくりしていますね。本当に初夏というか、5月とかぐらいの気温なので、びっくりしています」
大分県佐伯市では、最高気温25℃を観測しました。豊後大野市でも、3月初めにもかかわらず夏日となりました。
子ども
「(Q.上着とかは脱いじゃった?)持ってきて着てたけど脱いだ」
およそ3万8000人のランナーが参加した東京マラソン。スタート時点の気温は13℃でしたが、午後になると、東京都心では今年初めて20℃を超える暑さになりました。走るのを諦めて、歩く人も続出しました。そんななか、見事に完走したランナーはこう話します。
完走したランナー
「近年こんなことはないです。私も何回も出ていますけども、こんなに暑かったのは記憶にないです。体力もう限界です。もうここから一歩も動けないって感じですわ」
季節外れの暖かさで、心配なのが雪崩です。
群馬県の谷川岳で1日、男性2人が雪崩に巻き込まれ、およそ2時間後に救助されましたが、その後死亡が確認されました。
みなかみ町では、今年一番の暖かさとなる17.5℃を観測。なだれ注意報が出ていました。
このポカポカ陽気も3日からは一転、気温が急降下。東京で雪が降る可能性もあります。
(「羽鳥慎一 モーニングショー」2025年3月3日放送分より)
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