「一人素謡の愉しみ」とは、シテ・ワキ・その他の役、そして地謡を、謡曲詞章を丁寧に読み込み謡い分けながら、全曲を独りで謡うことによって、独りで小さな能としての語りドラマを謡い作ってゆく愉しさではないかと思います。「一人語り芝居」です。