岡山市が建設を計画する新しいアリーナの費用の一部を岡山県に求めている問題で、伊原木知事は現時点で費用の負担を考えていないと改めて述べました。
(岡山県 伊原木隆太知事)
「そもそも、何でわれわれが参加しないといけないのか?県民や県議会に説明できるような理由を求めているが、理由にならないことしか言ってこない。これでは、われわれは動きようがない」
伊原木知事は2月1日の定例会見でこのように述べました。
岡山市が北区野田に建設を検討している新アリーナを巡っては、市が県に費用の一部負担について、1月31日までの回答を求めていましたが、大森市長は明確な回答が得られなかったと明らかにしていました。
伊原木知事は、「担当者レベルで協議は続けているが状況は変わっておらず、県が建設に参加したいと思わせる説得をされていない状態」だと話しました。
知事はこれまで、県が参加するにあたっては、スポーツチームの支援だけでなく、県民への利点などさらなる説明が必要だとしています。