イトーヨカードー花巻店が1月26日に閉店し36年の歴史に幕を下ろしました。
26日は別れを惜しむ市民などが大勢訪れ、感謝の言葉とともに最後の瞬間を見守っていました。
イトーヨーカドー花巻店 櫛田泰吾店長
「36年間のご愛顧、本当にありがとうございました」
26日に36年の歴史に幕を下ろしたイトーヨーカドー花巻店は、1988年にオープンし長く花巻市民に親しまれてきましたが、2024年2月、店舗を首都圏に集約するという親会社の経営方針により閉店することが発表されていました。
閉店後は首都圏を中心にスーパーマーケットを展開するOICグループに事業が引き継がれ、2月27日に商業施設「CiiNACiiNA花巻」として一部テナントを先行オープンし、夏ごろにはスーパーマーケット「ロピア」を開店する予定です。
花巻店の最後の営業日となった26日は、午前10時の開店と同時に大勢の買い物客が訪れ、建物の前で写真を撮ったりしながら思い出を振り返っていました。
花巻市民
「小学生の時にランドセルを買った」
「開店したときにエレベーターガールの仕事をしていた」
「娘が小さい頃によく連れてきていた。無くなるのは残念」
また店内の寄せ書きコーナーには、たくさんの思い出や感謝の言葉で埋め尽くされていました。
そして午後7時の閉店時間には正面玄関前に従業員が整列。
集まった市民などからは大きな拍手とともに「ありがとう」や「おつかれさま」などの声が上がっていました。
北上市民
「最後なので見届けに来た。やっぱりさみしい。ずっとあるものだと思っていたので」
大勢の人に親しまれてきたイトーヨカードー花巻店。
たくさんの思い出と感謝の言葉に包まれながら36年の歴史に幕を下ろしました。