MENU

Fun & Interesting

【独自】被害者が怒り 中古車売買巡るトラブル相次ぐ 車引き渡し後も販売店から代金支払われず 岩手県 (25/01/31 21:45)

menkoichannel 90,472 lượt xem 2 days ago
Video Not Working? Fix It Now

岩手県内では2024年から中古車の売買を巡りトラブルが相次いでいて、警察が調べを進めています。
車を引き渡したのに自動車販売店から代金が支払われないという被害についてその実態を取材しました。

「ショックですよね、金額も金額ですし…」こう話すのは盛岡市に住む63歳の男性です。
2024年12月売却したはずの車の買い取り代金が支払われない被害に遭っています。

盛岡市在住 63歳男性
「やられてしまったなというところ、(査定額が)一番高いところに売ったつもりが、まずかった」

問題のいきさつはこうです。

男性は12月25日、複数の業者による車の査定を一括して受けられるWEBサイトで自身の車を査定。
翌日、矢巾町に店舗をかまえる自動車販売店A社が他の業者の査定を25万円以上上回る165万円の買い取り額を提示してきたため、男性は車の売却を決めました。

そして翌日、A社は代金を11日以内に振り込む契約を男性と交わし、さっそく車を引き取っていったということです。

しかし、期日を過ぎても代金が振り込まれないため、2025年1月15日に男性がA社の社長へ連絡をして入金を求めたところ耳を疑う返答があったといいます。

それは代金の支払いについて弁護士と協議をしているという連絡。
A社は男性から車を引き取ったわずか10日後には弁護士に破産に向けた相談をしていたというのです。

盛岡市在住 63歳男性
「やっぱり許せない、人をだますような商売をしてはだめ。時期的に私の車を引き取った時点で(金が)回らない状態だったと思う」

男性が調べた結果、車は男性名義のまま短期間でA社から別の業者へ転売され、県外で行われたオークションに出品されると横浜の業者が落札し名義を変更していました。

さらに男性がSNSで被害を訴えたところ、A社から同じ被害を受けたという複数の人が名乗り出たということです。

一方で車の一括査定サイトを運営する会社は「客と店をつなぐ役割のため店の経営状況に関与できない」などとしていて、男性はこの点について憤りをあらわにしています。

盛岡市在住 63歳男性
「全然誠意ないなっていう。トラブルの仲裁に入ってほしいし、早め早めに動いていればここまで火が広がらなかったと思う。そういうところの責任を感じて(被害者)全員に損害補償してほしい」

同業者もこの問題に苦言を呈しています。

盛岡市の自動車販売店「Auto selectSUNNY STORE」の堀口泰祐社長は「僕たち中古車屋にとって影響は出てきてしまうし」と話します。

SUNNY STOREでは客から車を買い取る際、まず代金を支払ってから名義変更に必要な書類を受け取るようにしていて、トラブルが起きない誠実な対応を心掛けています。

堀口社長は動画配信サイト・ユーチューブでA社の問題を発信している人物です。
堀口社長と長年付き合いのある顧客は、車をA社に売却すると決め引き渡したところ約800万円の代金が支払われない被害を受けました。

そのため自身の発信する情報で多くの人へ注意喚起をするとともに、A社の被害者同士をつなげてあげたいという思いがあると話します。

AutoselectSUNNYSTORE堀口泰祐社長
「(車を)乗り替える予定だった人もいっぱいいただろうし(売った)金を原資にして。そういう人たちの思いを踏みにじっている部分が、僕としてはどういうつもりなのかと聞きたい」

A社の破産手続きを委任された代理人によりますと、債権者は徐々に増え1月30日時点で40人ほどとなり、未払いなどの総額は約1億5000万円に上るということです。

その上で「現在は破産手続き開始の準備段階だ」として、詳細のコメントを差し控えています。

今回、岩手めんこいテレビの取材に応じた60代の男性は、1月29日に県警に被害届を提出。
このほか複数の債権者も同じく被害届を提出していて警察が調べを進めています。

また、一括査定サイトの運営会社は岩手めんこいテレビの取材に対し「重く受け止めている。本事案について警察にも相談している」などとコメントしています。

盛岡市消費生活センターは「車の売却をする場合、買い取り代金が支払われるまでは車の所有権の変更をするのに必要な書類を業者側に渡さないという手段も有効だ」としています。

Comment