高知の魅力を花で表現!牧野植物園で毎年冬に開かれる「ラン展」。2025年は「よさこい」も登場です。
川辺世里奈アナウンサー:
「ランに囲まれた花回廊、見ていてうっとりします。こんなに小さな種類のランもあるんです。しかも高知県で生産されています。今回のラン展、高知の魅力がいっぱい詰まっています」
エネルギッシュな黄色にーかわいい妖精のよう。県立牧野植物園で毎年人気の「ラン展」です。
2025年はおよそ2200株100種類の花が美しさを競い合っています。温暖な気候がランの栽培に適している高知。今回の展示にはおよそ50種類の県産の花が使われています。
純白がまぶしいコチョウランは須崎市産です。隣には鳴子!?このコーナーのタイトルは「よさこい」。一つ一つの花がきれいに並んで咲くコチョウランをよさこい祭りで踊り子たちが作り上げる隊列美に見立てています。
よく見ると地方車を模したスペースに植えられています。そう!2025年のラン展のテーマは「高知の魅力」です。
川辺世里奈アナウンサー:
「温室の中に現れたこちらのコーナー。ランの花で高知のどんな文化を表しているか分かりますか?正解は“おきゃく文化“です。目の前で皿鉢料理に見立てた花を楽しむことができます」
須崎市産のオンシジウムの園芸品種が豪華絢爛な皿鉢や宴会のにぎやかな雰囲気を演出しています。
埼玉から初めて高知へ:
「種類がたくさんで、いくら見ていても飽きない感じ。ごちそうの方をいただきたいです」
埼玉から初めて高知へ:
「最強寒波で(高知は)南国と聞いていたけど、すごく寒いなというイメージでしたけど、温室に入ったらランがいっぱいで南国の気分を味わえました」
南国市産の鮮やかな園芸品種を炎に見立て、土佐備長炭と一緒に飾ったコーナーや、太平洋を優雅に泳ぐクジラを表現し、土佐市産のオレンジのランで彩った展示もあります。
牧野植物園 栽培技術課・丹羽 誠一さん:
「高知の文化や自然をモチーフにして高知県で生産されているランの植物で植栽しています。こんなにもいろんな種類のランが生産されているんだよっていうところも来園者に感じていただきたい」
牧野植物園のラン展は3月2日(日)まで開かれています。