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【特集】「夢のよう」27万円のテーブルが6500円に!高級家具を激安で買える穴場に潜入 東京・港区の公営リサイクル

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定価27万円のダイニングテーブルセットが6500円に。東京都港区が家庭から回収した良質な家具を格安で買える穴場に潜入…驚きの値付けの方法とは。 ■「逆に怖い」“ゴージャス”なのに とにかく安い 品川駅(東京・港区)からバスで15分。工場や倉庫ばかりが立ち並び、一般の方が立ち寄ることはなさそうなエリア。なんですが… なぜか、続々と人が集まってくる建物を発見。中までついていくと。 あったのは大量の家具! ここは、港区が開催している今話題の『家具のリサイクル展』。1年中やっているんですが、特徴はなんと言ってもその安さ。 たとえばゴージャスなソファーも… お客さん 「サイズも結構あるし10万円はするんじゃないですか」 いえいえ、ここでは6500円なんです! 大型テレビも余裕で置けちゃう立派なテレビボードは、お値段8500円! 座り心地のよさそうな座椅子と、木製の袖机を購入しても、送料も合わせて7000円です。 あまりの安さに驚きを隠せない親子の姿も… この春に引っ越し、娘さんが初めて自分の部屋がもらえるということで、家具探しに熱が入ります! 娘(18歳) 「マジで安くない!?怖いんだけど、なんで!?ちょっと待ってコレも」 食器棚も4000円。 安さゆえ、購入できる家具は「1世帯、1日2点まで」という決まりなんですが、すでに欲しい家具のメモが5つも… 娘 「3日通うしかないじゃん!」 一番気に入ったのが、2500円の白いタンスです。 でも、安いだけじゃないんです! 娘 「普通にスムーズに開くし、すごいキレイなんだけど」 それもそのはず、ここは港区。この『家具のリサイクル展』では港区民が使っていた状態の良い家具だけを区が回収し、格安で販売しているんです。 ■“激安”の秘密は機械的な査定 常連のお客さんからは、こんな疑問がこぼれます。 常連客 「この価格設定は、本当に分からないなって、いつも思っていて」 価格設定について港区の職員に聞くと、まさかの答えが。 港区 環境リサイクル支援部 青木良憲さん 「我々としては大きさと状態で機械的に値段付けをしているところですね」 これは港区が、資源の有効活用のために行うリサイクル。営利目的ではないため、値段の付け方は実に機械的。メーカーや、元の値段などは一切参考にせず、サイズを4段階、品質をCからSランクまでの4段階にだけ分けて査定。最高額は、特大サイズの「Sランク」で、1万3000円。これより高い商品は無いんです。 つまり、お手頃のタンスでも、職人が作った高級なタンスでも、サイズと状態の良さが同じなら値段も同じ。お得感も抜群なんです。 港区というと、やっぱりセレブなイメージ。高級品が眠っていると期待しちゃう方々も… お客さん 「やっぱり、ちょっと高級な物を皆さん使っていて」 お客さん 「高級マンションっていうと港区って出てくるんじゃないの」 お客さん 「結構グレードの高い家具あると思いますよ」 ■とんでもない「お宝」も?高級家具が激安になるまで Nスタは、家具の回収に同行。とんでもないお宝と出会うこともあるそうです! 家具の回収担当 「ダイニングテーブルというか座卓タイプで、それが100万円近くするとか」 やってきたのは南麻布の高級マンション。依頼主はこの春、金融業を定年退職した男性。心機一転を図るべく、1000万円を投じて部屋のリノベーションしたところ、いらない家具が出てきたんだそう。 家具を手放す男性 「まだちゃんと使えるから、誰か使える人いたら使ってもらいたいなと思って頼みました」 まだまだ使えるキレイなタンスを引き取りました。 回収した家具は倉庫へ。 言うなれば、ここはまさにお宝の山! 最近引き取ったというソファーは… 家具の担当者 「これは10万近くするでしょ」 さらに一流木製家具メーカー「カリモク」のダイニングテーブルセットも。天然素材のぬくもりにこだわり、匠の技術で仕上げたもので、価格はなんと27万円!なんですが… サイズが「大」、状態が「A」なのでお値段6500円に! 家族連れのお客さん 「これならちゃんとお食事できそう?高さ大丈夫だよね?」 子どもたちが成長したので、大きめのテーブルが欲しいという4人家族。高さや、幅、触り心地をしっかりとチェックし、この6500円のテーブルに決めました。 家族連れのお客さん 「このぐらいの値段で買えるなら、ちょっと不便だけどわざわざ来てもいいかなというような感じですね」 家具のリサイクル展には、駐車場が無いため、車で来ることはできませんが、その手間ひまや、送料などを差し引いても、十分モトがとれる!ということで、何度も家具を購入しているといいます。 ■「宝の山」には“新品”の高級家具も 息子(9歳) 「2メートル24かな」 お父さん 「すごい、新品みたいなの」 息子 「なんか木の暖かさを感じられていいなと思って」 こちらの親子が探しに来たのは、子供用のベッドです。目をつけたのは2段ベッド。キレイすぎるのには、ある理由がありました。 この2段ベッドも、もともとは港区のご家庭で使われていた物。およそ8万円で、去年買ったばっかり。まだまだ新品同様なのに、なぜ手放してしまうのでしょうか? ベッドを手放す女性 「引っ越し先はオーストラリアのキャンベラになります。」 夫の仕事の都合で、急きょ 海外へ引っ越すことになったのです。粗大ゴミに出すと、お金も時間も手間もかかるので、無料で引き取りに来てくれるのはとても助かるといいます。 ベッドを手放す女性 「無料だったから、えーそんなところある!?と思って。すっごいありがたいです。」 新品同様の家具を求め、何度も足しげく通う強者も! 棚を購入した、新宿区から来た男性。なんと、26歳の若さにして起業するそう! 新宿区から来た男性(26歳) 「安いですよねー」 福祉系の仕事を始めるため、事務所に置くテーブルなどを地道に買い集めていました。 新宿区から来た男性 「わざわざ足運んででも、あそこで買った方がお得だなって思っちゃう」 新たなスタートやチャレンジの季節。あなたも、家具のお宝さがしに足を運んでみませんか。 (07日18:53)

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