立春の3日、高知県佐川町の酒蔵では、この日限定の新酒が全国各地に出荷されました。
「立春朝搾り®」は、「日本名門酒会」が毎年行っていて、2025年は35都道府県41か所の日本酒の蔵元で実施されました。
この取り組みに高知県内から唯一参加している佐川町の司牡丹酒造では、夜明け前からラベルを貼るなどの作業が行われました。
司牡丹酒造によりますと、2025年は米がかたく搾る酒の量が少なくなると心配されましたが、過去最多の本数を出荷する予定で、立春らしい華やかな香りを持ち、切れの良い味に仕上がったということです。
(司牡丹酒造 竹村昭彦 社長)
「普段の『立春朝搾り®』も神事を行っているので、めでたいお酒ですし、祝い酒でもありますけれども、なおかつそこに、ユネスコの無形文化遺産に日本の『伝統的酒造り』が(去年)登録されたことは、おめでたさが倍増するといいますかね」
「立春朝搾り」は県内では佐川町内の道の駅など、19か所の小売店で販売されます。