この記事は、いちはら市民特派員による取材記事です。
___________________________________
市内の紅葉は、例年11月23日の「勤労感謝の日」前後でしたが、近年は12月に入ってから見頃を迎える年も多くなってきたような気がします。
南市原の梅ヶ瀬渓谷最奥にある、「日高邸跡」の大カエデは、紅葉のピークを予想するのが難しく、また期間も短いため見るのが難しい紅葉です。
Vの字に切れ込んだ谷のせいか冷え込むのが早く、若干他より紅葉の始まりが早いようです。
ここは明治の偉人、日高誠実(のぶざね)が50歳を過ぎてから梅ヶ瀬書堂を開いた所。今は、その面影はなく、敷地内には養殖場の池跡や屋敷の土台部分が少し残るだけで、ひっそりとした空間です。
秋のカエデの紅葉は素晴らしく、一年に一度この時期だけは、大勢のハイカーでにぎわうこの場所ですが、残念ながら、現在はがけ崩れの影響から日高邸跡へのハイキングコースが通行止めとなっていて、当分の間、日高邸跡へは行けません。過去に制作した日高邸跡の動画をご覧いただき、お楽しみください。
特派員 田口