令和6年11月17日(日)、神戸市兵庫区にある能福寺において、神戸十三佛霊場の寺院が集い、
阪神・淡路大震災の犠牲者追悼とともに、私達の経験や教訓を未来に繋げる事を参列者全員
で祈念致しました。
当日は、神戸十三佛霊場各山主の書の展示販売や十三ヶ寺を巡るご利益を得られるお砂踏みの他、露の団姫師による落語や若手僧侶による法話会を執り行いました。
午後から開催された「法話会」では、YouTubeでも話題の、須磨寺小池陽人寺務長をはじめ、鏑射寺の中村公昭住職、能福寺の雲井雄善住職、大龍寺井上隆晴副住職が法話をおこなった他、
地域の皆さんによる、振舞の“餅つき”がおこなわれ、13ケ寺の僧侶にあわせ、地域の皆さん
とともに、阪神・淡路大震災の30回忌と未来に向けた法要祭を執り行いました。
■神戸十三佛霊場会の公式ホームページ
http://13butsu.com/
■神戸十三佛めぐりとは
十三仏めぐりは、北海道から九州に至るまで、日本の広く多くの地域でおこなわれており、私達の住む神戸の地域でも、独自のめぐり方があったと考えられています。
神戸という街は、古くは摂津の国と播磨の国の一部ずつが合わさった地域であり、明治維新後は八部郡(やたべぐん)、菟原郡(うばらぐん)、明石郡、有馬郡、美嚢郡などが集合して形成された都市。
神戸十三佛霊場会は昭和62年神戸港開港120周年の際、様々な地域の集合体である神戸を感じられるコースを望む気運が高まったことから、識者などにより各地域から推薦や協議がおこなわれ、平成6年に発足に至りました。
選定された神戸十三佛霊場会の寺院は、奈良や京都といった古都の寺院に勝るとも劣らぬ、歴史と景観を有する仏閣群でございます。
【神戸十三佛霊場のご案内】
◇ 第一番(不動明王)龍華山 轉法輪寺
◇ 第二番(釈迦如来)摩耶山 天上寺
◇ 第三番(文殊菩薩)比金山 如意寺
◇ 第四番(普賢菩薩)三身山 太山寺
◇ 第五番(地蔵菩薩)高和山 性海寺
◇ 第六番(弥勒菩薩)再度山 大龍寺
◇ 第七番(薬師如来)岩嶺山 石峯寺
◇ 第八番(観世音菩薩)寶積山 能福寺
◇ 第九番(勢至菩薩)摂取山 念佛寺
◇ 第十番(阿弥陀如来)吉祥山 多聞寺
◇ 第十一番(阿閦如来)上野山 須磨寺
◇ 第十二番(大日如来)若王山 無動寺
◇ 第十三番(虚空蔵菩薩)獨鈷山 鏑射寺
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