車両:クモハ313-2607
電動機:C-MT66C形(185kW/東芝)
制御器:C-SC37A形 2レベルPWM制御IGBT-VVVFインバータ制御
製造の都度細かい仕様変更を行い、複雑多岐の番台区分がある313系ですが、今回は静岡に配置されている発電ブレーキ搭載車での収録です。
身延線等の列車密度が低い路線で、他列車の力行が無い場合に回生失効しやすいことから、制動時の安全を担保する目的で搭載されています。
が、東海道本線のような適度に列車密度がある区間でも共通運用されているのが実態です。(優先運用はローカル線区かと思います)
収録日は小雨の降っており、レール踏面は空転滑走しやすいコンディションでしたが、制動時に空転滑走が発生した場合、回生失効手前で発電ブレーキが作動するシステムになっているようです。
このシステムがあるお陰で、回生失効時の前後衝動が限りなく抑えられているのは灯台下暗しでした。
※それでも空転滑走はしています。
制動時、かすかにブレーキチョッパの「プー」という音が聞こえると思いますので、よく耳を澄まして聞いてみてください。