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「原っぱに苗移植!?」自然農の米作り〜記録映画を参考に〜  真のサスティナブル川口由一の自然農 3/6

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夏の草である稲。他の夏草からの防御、冬草たちとの命の交換など「耕さず草や虫を敵とせず農薬肥料を用いず」とも強く育て上げる方法を記録映画をベースに紹介します。まるで原っぱのように見える田んぼに苗を1本ずつ植え、秋にはこうなるのか…と驚きの記録です。

◾︎苗床
米の幼年期、少年少女期は、慣行農法と同じく苗床で育てます。この頃はまだ他の夏草に負けてしまうので周りの草を抜いてあげます。米ぬか〜外からの肥料ではなくそこにあったもの〜を補います。土は、稲わらなど生えていた植物や小動物の亡骸など、そこに生きていたものが朽ちていった状態です。

◾︎田植え
畝を作り、苗を植えかえます。苗は、他の夏草に対抗できるところまで成長しています。他の草が茂った原っぱのような田んぼに、ひもだけで目印をつけ1本1本植え、その後水を入れていきます。生い茂ったように見える他の草の大半は冬草でこの後枯れていき、稲を含めた夏草と交代します。

◾︎草刈り
稲は青年期を迎えたくましく育っています。稲が負けない程度他の夏草を刈っていきますが、田んぼに生きる小動物たちの環境を急に変えないために、一列置きだけにします。

◾︎成長の過程
強く育ち分蘖(ぶんけつ)が終わった夏のイネの様子。ここまでくると、草刈りの必要はなく、水がなくなったら入れる作業だけとなります。

◾︎開花
開花し交配の時期です。

◾︎実りの秋
見事な実り。

◾︎稲刈り
稲を刈って天日で干します。干している間も、穂(親)から籾(子)へ養分がなお送られていきます。
稲刈り後、夏の草の一生が終わった同じ場所に、冬の草である麦の種をおろします。枯れ草に紛れることで、その種は鳥についばまれにくくなります。

◾︎脱穀〜
1ケ月後、籾にしていきます。脱穀後の稲わらを、畑に撒いておきます。朽ちて自然のバランスを保ちます。

自然農は次の年、また次の年へと幾重にも命の層が重なっていきます。

記録映画
「自然農 川口由一の世界 1995年の記録」
監督;小泉修吉
1995年 グループ現代制作
2時間33分
vimeoにてレンタル配信中
https://vimeo.com/ondemand/shizenno

#自然農 #川口由一 #米作り

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