大阪場所直前の一山本関に密着!!道産子で唯一の幕内力士…稽古にちゃんこも!いったいどんな1日を過ごすのか?!(3月7日放送)
#hbc #一山本 #大相撲
明後日から始まる大相撲春場所を自己最高位の西前頭4枚目で迎える一山本関。
そこで急遽、宿舎がある大阪での1日にカメラが密着しました!
パワーの源、部屋の力士が作る“特製ちゃんこ”から毎日行うこだわりのルーティンまで、強さの秘訣そして意外な一面を見る事ができました。
春場所直前!一山本関の1日に密着
番組スタッフが向かったのは、大相撲 春場所が開催される大阪!
一山本関が所属する、放駒部屋の宿舎へ。すると…
番組スタッフ:「一山本関よろしくお願いします」
一山本関:「お願いします」
笑顔で迎えてくれたのは、岩内町出身の現在、北海道出身では唯一の幕内力士、一山本関!
元福島町役場の職員で、当時歴史上もっとも年齢が高い、23歳の新弟子として大相撲の世界に飛び込みました!
それから“勝ち星”を積み重ね、春場所では自己最高位となる西前頭4枚目に昇進。
この日、朝に稽古を終えていた一山本関。
夕方の自由時間を使って、もうひとりの力士と宿舎を案内してくれることに!
一山本関:「北海道出身です」
道轟:「今場所から“道轟”という しこ名になりました」
一山本関:「ここが大部屋。食事をしたり若い衆が寝泊まりしてます」
番組スタッフ:「一山本関はここでは寝ない?」
一山本関:「僕はここでは寝てない。2階で寝かせてもらっている」
番組スタッフ:「一人部屋?」
一山本関:「一人部屋です」
現在、放駒部屋には、9人の力士が所属。
部屋唯一の幕内、一山本関には一人部屋が与えられていました。
ということで、今回特別に見せていただくことに!
一山本関、実は“美容男子”だった!?
一山本関:「マットレスと布団と、あと自分の身の回りで使う物ぐらいですね」
一山本関の一人部屋は意外とシンプルです。
番組スタッフ:「これだけは絶対持ってくる物は?」
一山本関:「化粧水」
さらに、愛用している美容液や乳液を見せてもらいました。
一山本関:「朝起きて軽く塗って、稽古終わってシャワー浴びて一回塗って、夜寝る前にシャワー浴びてもう一回塗ります」
番組スタッフ:「すごくお手入れしている」
一山本関:「30歳越えたらやんないと」
“美容男子”だった一山本関!
寝るときにも、こだわりがあるそうで…。
一山本関:「敷布団なんですけど、敷布団をこうやって寝ます」
一山本関「こうやって寝てます、いつも。抱き枕がないと寝られないんですよ」
一山本関 夜ちゃんこはお休み… 食事会へ参加
意外な一面を教えてもらったあとは、宿舎の調理場へ!
そこで部屋の力士たちが、夜のちゃんこの準備をしていました。
どの力士もほぼ毎日料理をしているので、包丁さばきも慣れたものです。
番組スタッフ:「皆さんが作ったちゃんこを一山本関このあと食べますか?」
一山本関:「きょうは僕食べないです。知り合いと食事に行くので」
この日の夜、一山本関は付き人を連れて、大阪の後援会の皆さんとの食事会に参加。
その様子を取材させていただけることに!
大阪後援会 会長 山本さん:「入門した時ぐらいから(応援している)(新横綱)豊昇龍と対戦してほしいな。中日ぐらいに期待しています」
大阪後援会 メンバー:「一山本と一緒に食事と聞いたときに“もう私行けません”という感じで…ドキドキして夢のようです」
一山本関:「なるべく早く勝ち越せるように頑張りたいと思います」
時刻は21時…
番組スタッフ:「おかえりなさい。どうでしたか?」
一山本関:「おいしかったです」
番組スタッフ:「このあとの予定は?」
一山本関:「もう風呂入って11時ぐらいに寝ます」
消灯時間は23時…翌日は朝稽古に密着です。
移動は自転車!一山本関の朝稽古
一山本関:「おはようございます。寒い」
番組スタッフ:「これから朝稽古ですか?」
一山本関:「そうです。遠くに離れているので自転車で行きます」
宿舎から稽古場までの距離は、約200m!
密着取材ということで、番組スタッフは走って追い掛けることに!
大きなカラダを揺らしながら、大阪の住宅街を颯爽と走り抜けていきます。
午前8時、稽古場に到着。
放駒親方に見守られながら、朝稽古が始まりました。
基本動作の“四股”や“すり足”などを入念に繰り返し、カラダを温めていきます。
部屋唯一の幕内でもある一山本関。
実践形式の稽古では、若手力士たちに胸を貸します。
その迫力に、稽古を見学しに来ていた地元のファンたちは…
地元ファン:「大きい力士たちがぶつかりあうところは見ていて気持ちがいい」
一山本関推し:「カッコよくて強くて、写真撮ってくれたり、やさしい力士だなと思う」
春場所に向けたこの日の朝稽古は、約2時間続きました。
1日2回の食事 一山本関こだわりの朝食
一方、その頃宿舎の厨房には、稽古を早く切り上げた“若一輝関”が、朝のちゃんこの準備をしていました。
この日のメインは、部屋の最年少の結山関が昨晩から仕込んでおいた、“白菜と豚肉のちゃんこ鍋” そして…
若一輝さん:「チャーハンを今から作ろうかなと」
毎回の献立はちゃんこ担当力士に、おまかせなんだそうです。
若一輝さんは得意のチャーハンを作っていきます。
一回に茶碗5杯分のごはんを投入!
細かく切った“焼き豚”を入れて…
続いて入れたのが、沖縄の名産“島らっきょ”
沖縄の後援会から送られてきたそうで、チャーハンの具として使いました!
味付けもシンプルに塩、鶏ガラの顆粒だし…
仕上げに、醤油を鍋肌に入れ、香ばしい風味をつけたら完成です!
焼き豚と島らっきょ入りの特製チャーハン!
シャキシャキとした食感がクセになります。
力士たちは、1日2回しか食事をとりません。
あえて食事を抜くことで、脂肪が付きやすくなり、カラダが大きくなるということなんだそうです。
午前10時半、部屋のルールとして、親方と幕内の一山本関から先に食事をとります。
すると、運ばれて来たのは…
一山本関:「完璧?完璧?」
島袋さん:「完璧です。カリカリです!」
一山本関:「…うん」
一山本関、朝はもっぱらパン派なんだとか!
ちなみに、今回パンを用意したのは付き人の島袋さん。
一山本関が自腹で購入した“高級トースター”で、きちんと焦がさないようにパンを焼いたあと、バターやジャムをたっぷりと塗って出していました!
そして他の力士たちも順次にちゃんこタイム!
食べることもトレーニングの一環ということもあり、1回の食事で3升のご飯が無くなるそうです。
春場所について
今回、自己最高位で迎える春場所について、師匠の放駒親方は熱い期待を寄せていました。
放駒親方:「私が今まで見たことがないタイプの力士ですよね。自由にさせた方が伸びてくる力士だなと思っている。三役狙えるところまで来ましたからもっていけるのではないかなと思っています」
一山本関:「自己最高位なので、もうひとつ上が見えてきてはいる。しっかりもうひとつ上の番付け目指して頑張れればいいのかなと思っています」
明後日、初日を迎える大相撲・春場所、一山本関は自己最高位の西前頭4枚目で迎えます。
※掲載の内容は番組放送時(2025年3月7日)の情報に基づきます