直轄国道の道路舗装において、舗装点検要領(平成28年策定)による点検1巡目結果を分析した結果、修繕を要する区間の約2~3割が早期劣化区間であり、また、その区間で従来の損傷要因に加え、新たに土地の成り立ちに起因した早期劣化が存在することを説明する。
本発表では、損傷要因に着目した診断方法による詳細調査、それに基づいた的確な修繕設計・施工により舗装の長寿命化を図りながらサービスレベルを高める舗装マネジメントの充実策を提言する。また長寿命化による効果として、CO2排出削減効果にも寄与する事を紹介する。