高騰「新築マンション」札幌市中央区で“3LDK3000万円台”が登場 平均5000万円超の中なぜ (22/10/08 17:00)
分譲マンションの高騰が続く中、札幌市中央区で「3LDKで3400万円台」という中央区としてはかなりリーズナブルなマンションが登場しました。
地価や建築資材が高騰し値上がりが止まらない中、実現できる理由とは。
一建設 折茂 哲晴 担当課長:「リビングから知事公館を見られるのが魅力。都心でありながら自然がある」
札幌市・中央区の分譲マンション「プレシス・知事公館前」です。
目の前の知事公館は、市民憩いの場所。
今は、木々も徐々に色づき始めています。
ここは道立近代美術館にも近い文化ゾーンとして知られ、マンションから地下鉄東西線西18丁目駅までは徒歩4分。
大きな病院も数多く立ち並ぶとても便利な場所です。
そんな人気エリアに建つ15階建てのマンション。
5000万円を軽く超える高価格と思いきや…
一建設 折茂 哲晴 担当課長:「3LDKタイプで3400万円台から」
(Q:お客さんはびっくりする? )
一建設 折茂 哲晴 担当課長:「驚きますね」
高騰続く札幌市の中央区で、これは破格といっても良いほどの分譲価格。
どうやって実現しているのでしょうか。
近年、札幌市内のマンション価格は高騰し続けています。
新築の平均価格は2021年、ついに5000万円を突破しました。
背景には、低金利や相次ぐ再開発があり、円安やウクライナ侵攻で今後も資材の高騰が予想されています。
札幌生コンクリート協同組合は、2023年4月に生コンの価格を1立方メートル当たり4500円値上げし、2万円にすると決めました。
マンション価格の高騰に歯止めがかかりません。
そんな中、この知事公館前のマンションは、15階建てのツインタワーで、ロードヒーティング付きの駐車場も完備。
もちろん風呂・トイレ別でシステムキッチンを備えた上で、3LDKが3400万円台からとかなりリーズナブル。
その理由は?
一建設 折茂 哲晴 担当課長:「広さを抑えて価格も抑えるというかたち。こちらの部屋は60.54平方メートルになります」
3LDKの間取りは2つあり、リビングダイニングキッチンは、12帖から14帖ほど。
4帖から5帖の洋室が3つあります。
価格は3400万円台から5200万円台までです。
3LDKとして60平方メートル。札幌市民の受け止めはどうなのでしょうか。
一建設 折茂 哲晴 担当課長:「札幌市民は3LDKだと、70~80平方メートル台と考える人が多いが、無駄のない部屋のレイアウトになっている」
部屋は廊下を短くしたり、極力、無駄を省くよう収納を配置するなどして、居住スペースを確保しています。
3月下旬に発売された東棟は、6割ほどがすでに売れています。
3LDKは、単身世帯から子供がいる3人家族までが多く入居しているということで、想像を超える反響があったといいます。
手掛けた会社によりますと、マンションは価格と広さ、立地のバランスを考えて選ばれていると話します。
一建設 鹿倉 克泰 本部長:「(子どもが巣立ち)夫婦2人になり80平方メートルもいらないとか、支払いを抑え違う所にお金を使う考え方もあるのでは」
都心のマンションは、資産価値の維持も期待できると考えられます。
専門家は、札幌市中央区の部屋の面積は、もはや首都圏並みになっていると指摘します。
不動産鑑定士 横山 幹人 さん:「東京仕様なのか、札幌では聞いたことない。(面積は)限界にきていると思います」
ただ、この会社が手掛けた首都圏のマンションでは、3LDKで53平方メートルという部屋も完売したということで今後、札幌市での展開も見据えています。
一建設 鹿倉 克泰 本部長:「札幌エリアでも3LDK50平方メートル台の部屋で可能性が十分ある」
札幌の新築マンションをめぐっては、ここ20年ほどで、坪単価は急激に上がり、反対に、専有面積はどんどん小さくなっています。
今後も、マンションの動きが注目されます。