今回のテーマは「失敗しないためのキッチン・4つの鉄則」
毎日の食事を作るキッチンは、家の中でも特に重要な場所です。そんなキッチンには、守るべき鉄則があるのです。
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キッチンの鉄則、1つ目は「コンロの位置」。
実は絶対にタブーとされているコンロの位置があるのです。
キッチンの鉄則、2つ目は「ワークトップの高さ」。
使いやすいワークトップの高さには、ある法則があります。
キッチンの鉄則、3つ目は「ワークトップの奥行き」。
一般的にワークトップの奥行きは65cmです。なぜなのか、その理由を知らないと失敗する可能性があります。
キッチンの鉄則、4つ目は「流し台と食器棚の距離」。
流し台と食器棚が平行に並んでいる場合、そこには最適な距離というものがあります。そして、状況によって、その距離が違ってきます。
以上の4つの鉄則について、わかりやすくお伝えします。
<鉄則1 コンロの位置>
キッチンで考慮しなければならない事は色々あります。
例えば、使い勝手はどうか?デザイン性はどうか?コストはどうか?
しかし、それより何より、最も優先しなければならない事は安全性です。
特にキッチンのコンロは火を扱うので、何よりも優先して、万が一の火災の際に避難経路を確保したレイアウトにしなければなりません。
<鉄則2「ワークトップの高さ」>
キッチンのワークトップの高さは、ほぼ全ての住宅設備メーカーが、85cmを標準としています。
使いやすいワークトップの高さには目安があって、次の計算式で算出します。
「身長」÷2+5cm
20代~30代の日本人女性の平均身長は159cm前後です。スリッパを履けば160cmぐらいになります。
計算式に当てはめると、160cm÷2+5cm=85cm …という事で、85cmが標準の高さに設定されている訳です。
しかし、身長が150cmの人や170cmの人は沢山います。ですから、各住宅設備メーカーの上位機種では、80cmや90cmのワークトップの高さも用意されています。
中には1cm単位で高さを変更できるメーカーもあります。
<鉄則3「ワークトップの奥行き」>
キッチンのワークトップの奥行きは、一般的には65cmとなっています。
実は、これ以上奥行きが広いと使い勝手が悪くなってしまうのです。
人間工学によると、人が斜め下方向に手を伸ばし、無理なく物に触れる範囲は、60cmだと言われています。
ワークトップの奥行きが65cmであれば、水栓のレバーが、60cm以内になるので丁度良い距離になります。
対面キッチンの場合、対面側からシンクが丸見えにならないよう、ワークトップから腰壁を20cmぐらい立ち上げるのが一般的です。
そして、沢山の食器が置けるようにと、幅の広いカウンターをご希望される事が多いです。
でもあまり幅が広いと手が届かなくなり、逆に使い勝手が悪くなってしまいます。カウンターの幅は20cmぐらいまでにしておくのが良いでしょう。
<鉄則の4つ目「流し台と食器棚の距離」>
流し台と食器棚が平行に並んでいる場合、一般的には100~110cmのスペースを取ります。
2人で一緒に作業する場合、100~110cmのスペースが使いやすいとされているからです。
1人で作業する場合は、最適のスペースは80~90cmです。
もし、一人暮らしであったり、キッチンに立つのは、ほぼ専業主婦の奥さんだけというようなご家庭の場合は、あえて一般的な寸法よりも狭くした方が良いかも知れません。
キッチンのスペースを削った分は、ダイニングやリビングを広く取ると良いでしょう。
この動画の内容は、こちらの記事を参照して作成しました。
https://polaris-hs.jp/kaiteki/madori_kitchen.html
(キッチンの使いやすい寸法とレイアウト)
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◆この動画の制作者
京都在住、住まいのコンシェルジュ
(株)ポラリス・ハウジングサービス代表、高田。
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