🌹櫓のお七🌹
櫓のお七は、恋人に会いたい余りに、
家に火を付け、火あぶりの刑となった
八百屋お七の物語を題材として
恋に燃えた美しい娘の悲哀を
「人形振り」で表現した舞踊作品です
大雪の江戸本郷。 八百屋久兵衛の娘
お七 は、寺小姓 の吉三郎と恋仲になるが、 お七が恋焦がれる吉三郎は宝剣天国 (あまくに)紛失の咎によりもはや切腹という窮地に追い込まれ ている。
吉三郎に刀の在処を知らせたいとやってきたお七。
しか しすでに夜更けを過ぎ、 町の木戸は堅く閉ざされていた。 降りし きる雪の中、お七は御法度を承知の上で、 火の見櫓にのぼると渾 身の力を込めて太鼓を打つのだった。
本作は「人形振り」 といって文楽人形をなぞった人形独特の動きを
吉三郎を思う恋しさに魂が抜けて人形となった感情を舞踊として表現する事が見どころとなっている。
思いのままに ならない身体表現の中に、燃えるような恋心のやるせなさを感じ させる歌舞伎舞踊ならではの演出です。
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