私の伯父、伊藤健三氏(岐阜県関市在住)は、長年抱いていた「電車の運転士になりたい」という夢を実現するため、45歳の時に、25年間勤めた会社を辞め、第3セクターの長良川鉄道に転職しました(1992年頃)。
この動画は、転職した伯父が、国家試験合格のために勉強し、運転技術の特訓を受け、46歳で見事合格に至るまでの数か月間を、NHK岐阜が取材し、30分のドキュメンタリー番組として放送したものです。
当時、大学1年生だった私も、伯父の電車運転士への挑戦の話を聞いており、この番組も見せてもらった記憶がありますが、あれから30年経ち、当時の伯父の年齢を超えてから改めて見直すと、夢を追いかけて第二の人生に踏み出した情熱と努力のすごさと、その伯父を支える家族の絆を感じ、深い感動と尊敬の念を抱きました。
番組の中には、伯父夫婦と二人の娘たち(私の従姉妹)、そして既に他界した祖父母も登場しますので、私にとっては、非常に懐かしい映像でもありました。