※矢印マークの入った字幕は、クリックしていただくとその日の撮影記に飛びます。
2013年ダイヤ改正後もなんとか生き残った新潟車両センターの485系。しかし2013年度中にE653系の転入が予定されていることから予断を許さない状況となっています。
その中でも真っ先に廃車の矛先が向いている上沼垂色のT編成を特集します。
なお撮影列車は全て北越です。そのため快速「くびき野」号専用編成であるT16編成とT17編成は撮影しておりません。ご了承ください。
00:36~
T11編成
モハユニットはどちらとも1000番台後期型で、ドアの窓が全て小窓になっている編成。
車内は1号車~3号車が3000番台とほぼ同じ座面スライド機構付き座席、4号車~6号車が普通のリクライニングシート(RS391)。
01:41~
T12編成
モハユニットがどちらとも1000番台前期型。後期型との区別方法は「ドアと反対側の車端部手すりの有無」「屋根上のランボード横が埋められているかどうか」です。
手すりがなくランボード横が埋められてないのが前期型、手すりがあってランボード横が埋められているのが後期型です。
車内は1号車~3号車が3000番台とほぼ同じ座面スライド機構付き座席ですが、自由席の4号車~6号車は国鉄時代のままの簡易リクライニングシート(R51)です。
03:57~
T13編成
編成構成はT11編成と同じですが、全てのドア窓が原形の大窓です。
車内もT11編成とほぼ同じですが1号車~3号車の座席には取っ手が付いています。
05:40~
T14編成
4号車と5号車にかつて「雷鳥」「白鳥」で活躍していたグレードアップ車が組み込まれています。そのためここだけ側面窓が大きくなっています。また新潟寄りの先頭車が1000番台ではなく300番台です。
車内は4号車と5号車がハイデッカー化・シートピッチ拡大がなされたグレードアップ車で乗り心地は抜群です。指定席である1号車から3号車は他のT編成と同じなので、自由席車の方が豪華という下克上が発生しています。
しかし6号車は国鉄時代のままの簡易リクライニングシートです。
07:35~
T15編成
T13編成との区別が難しいですが、4号車と5号車のドア窓が小窓になっています。
車内は1号車~3号車、そして4号車までもが座面スライド機構付き座席になっています。5号車と6号車はRS391型リクライニングシートです。
T16編成・T17編成
快速「くびき野」号専用編成。なので「北越」には入りません。
T17編成には元勝田所属の先頭車が連結されており、特急シンボルマークが無くジャンパ栓納めが増設されています。
どちらも編成構成はT14編成とほぼ同じで、グレードアップ車が組み込まれています。
09:30~
T18編成
国鉄特急色で、新潟寄りに北海道仕様の485系1500番台の先頭車が連結されている人気車です。
共通予備編成としての性格が強く、何にでも入ることができます。ATS-Pとデジタル無線を装備しているので首都圏へも乗り入れることが出来ます。
しかし車内は5号車と6号車が簡易リクライニングシートで、6号車に至っては背面テーブルもありません。1号車~4号車は他のT編成と同じです。
12:29~
K1編成
快速「ムーンライトえちご」用に青森から転属してきた車両です。首都圏乗り入れ用のATS-Pとデジタル無線を装備、さらに車内減光装置も備えています。
車内は全車が座面スライド機構付き座席を装備していますが、他の車両とはモケットの色が違っています。しかしグリーン車は国鉄時代とほぼ同じR27形の座席なので、K編成はグリーン車が地雷です。
15:21~
K2編成
K1編成と同じく、快速「ムーンライトえちご」用に青森から転属してきた車両です。K1編成とは違い、金沢寄りのモハユニットが1000番台前期型になっています。
それ以外はK1編成と同じです。
K編成は首都圏の高いホームとで発生する逆段差を解消するためにドアステップを埋めており、そのため羽越本線の低いホームに対応できないことから「いなほ」の運用には基本的に入りません。