札幌の新築マンション価格に異変?5000万円超から"下落"…一方で坪単価は上昇続く 専門家「今後も不透明な状況」北海道 (24/03/05 20:59)
引っ越しシーズンが目前に迫る中、札幌市内の新築マンションで異変が起きています。
資材高騰などでここ数年、5000万円を超えていた販売価格が下落に転じました。何が起きているのでしょうか。
「29階のスカイラウンジ。ラグジュアリーな椅子やテーブルが並んでいますが、売りはこの眺望。札幌市内を一望できます。遠くにモエレ山や札幌駅周辺の再開発も見渡せます。景色をさえぎるものはありません」(八木隆太郎 フィールドキャスター)
「29階のスカイラウンジ。ラグジュアリーな椅子やテーブルが並んでいますが、売りはこの眺望。札幌市内を一望できます。遠くにモエレ山や札幌駅周辺の再開発も見渡せます。景色をさえぎるものはありません」(八木 隆太郎 フィールドキャスター)
札幌駅北口の分譲マンション「ONE札幌ステーションタワー」。JRタワーを超える地上48階建てで、スカイラウンジやゲストルームも完備されています。
最上階の5億円の部屋を含め、全戸が完売。3月から入居が始まります。
一方、こちらは中央区・狸小路のモユクサッポロの上に誕生したマンション「ライオンズタワー札幌」です。
7階から28階までのタワーマンションの室内は広々として高級感があります。最高価格は3億3000万円でした。
次々と高級マンションが誕生し値上がりを続けてきた札幌の新築マンション。ここにきて異変が起きています。
札幌の新築マンションの平均価格は、投資マネーの流入や再開発、資材高騰などの影響で値上がりを続け2021年には5000万円を突破しました。
しかし、2023年から下落に転じました。何が理由なのでしょうか。
7階から28階までのタワーマンションの室内は広々として高級感があります。最高価格は3億3000万円でした。
次々と高級マンションが誕生し値上がりを続けてきた札幌の新築マンション。ここにきて異変が起きています。
札幌の新築マンションの平均価格は、投資マネーの流入や再開発、資材高騰などの影響で値上がりを続け、2021年には5000万円を突破しました。
しかし、2023年から下落に転じました。何が理由なのでしょうか。
「住まいを買う人たちの取得金額が適正価格を超え買いが止まった」(インフォメーション・システム キャビン 志田真郷さん)
ついに購買層の限界を超えてしまい、下落に転じたという札幌の新築マンション価格。市民は…
「(価格下落なら)一軒家を考えていたがマンションも見てみようかと思う」(札幌市民)
「実感がない。物価高で全部値上がりしているイメージなので信じがたい」(札幌市民)
「高いから実感ないので自分に関係ない話みたい」(札幌市民)
市民が実感するにはまだ時間がかかりそうですが、専門家は、価格下落には他にも理由があると言います。
「(一戸あたりの)面積を小さくしている。新築マンションが狭い。中古マンションの方が広い」(志田さん)
全国的には高騰が続く新築マンション。札幌は一段落と言えるのでしょうか。
札幌の新築マンションの販売価格は下落に転じたとは言え、狭くしているという状況があります。
1戸あたりの面積は、2001年には約94平方メートルでしたが、2023年には3割ほど狭い約68平方メートルに。
一方、1坪あたりの単価は、2002年の約96万円から2023年は228万円余と倍以上になっていて、実質値上がりが続いています。
専門家は、金利の変化や投資マネーの状況が読みにくいことから、今後の価格がどうなるのか不透明だとしています。
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