3月4日午後から降った雪で、静岡県内では事故が相次ぐなど大きな影響がありました。雪は雨に変わりましたが、御殿場市の特産「水かけ菜」の生産者は頭を悩ませています。
<東部総局 青島悠記者>
「御殿場市の御殿場高校に来ています。きのうから降り続いた雪は一転雨にかわり、地面は水を含んだ状態になっています」
御殿場市では3月5日朝、6センチの積雪が観測されました。静岡県内では山沿いを中心に4日午後から雪が降り、高速道路が通行止めになるなど大きな影響が出ました。雪は夜のうちに雨に変わり、御殿場市の日中の最高気温は4日は2度でしたが、5日は9.1度と寒さはゆるみました。3月5日から、静岡県内の公立高校で始まった入学試験。御殿場高校では通常通り試験を行いました。雪により遅刻や欠席をした受験生はおらず、混乱はありませんでした。
<御殿場高校 勝又史博副校長>
「いろいろなパターンを想定していましたけれど、無事予定通りできてよかったです。また明日、面接試験もありますので、そちらに備えてもらえればいいかなと思います」
静岡県警によりますと、4日から5日午前7時までの24時間で雪や道路の凍結などによる車の事故が県東部を中心に51件発生しました。うち3件が人身事故で少なくとも3人が軽いけがをしました。48件は物損事故で、壁に衝突したり畑に落ちたりしたということです。御殿場市では特産の「水かけ菜」に影響がありました。
<御殿場小山水かけ菜生産組合 鈴木平作組合長>
「これが軽い雪ならいいんだけど、水をいっぱい含んだ雪だから」
雪のあとに雨が降ったことで、水かけ菜に積もった雪が重くなりました。収穫は、雪が溶けるまで待たなければならず、生産者は作業の遅れを心配しています。
<御殿場小山水かけ菜生産組合 鈴木平作組合長>
「(雪の影響で)作業時間がかかるから1日の収穫量が減る。普通だと摘めた分が摘めなくなる可能性はある。トータル的には収量は減るかもしれない」
静岡県内では、3月6日夜も山沿いを中心に雪が降ると予想されていて、警察は路面の凍結などに注意するよう呼びかけています。
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