日下部民藝館では 2010 年以来、日本の木造民家を代表する日下部家住宅を舞台に、日本の美と心を伝える伝統
芸能をご覧いただく取り組みを行っています。これまで、新内や狂言、文楽などの公演を主催させていただき
ました。本年度は「日下部文楽」と題して、日下部民藝館としては 9 年ぶりに人形浄瑠璃文楽の公演を開催い
たします。
人形浄瑠璃文楽は、日本を代表する伝統芸能の一つで、太夫・三味線・人形が一体となった総合芸術です。
2008 年にユネスコの「人類の無形文化遺産の代表的な一覧表」にも記載されました。その「人形浄瑠璃」の中
に有って、代表的な劇団が「人形浄瑠璃文楽座」です。本公演は、文楽の人形遣い吉田玉男さんが重要無形文
化財(人間国宝)に認定されたことを記念した大変おめでたい記念の公演となります。 認定記念のお祝いに、
地元高山出身の日本舞踊家谷口裕和さんに特別出演していただき、文楽と日本舞踊、豪華な演目で皆様を日本
の伝統芸能の世界にお誘いいたします。
演目
1 . 「二人三番叟」 吉田玉男(文楽)・谷口裕和(日本舞踊)
2. 解説コーナー 文楽の楽しみ方
3. 「本朝廿四孝」奥庭狐火の段 谷口裕和
4 . 「心中天網島」天満紙屋内の段 吉田玉男、他
出演
[太夫]豊竹呂勢太夫、他 [三味線]竹澤宗助、他
[人形遣い]吉田玉男・吉田一輔・吉田玉佳、他 [鳴り物連中]
[特別出演/日本舞踊] 谷口裕和
主催
公益財団法人日下部民芸館
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*令和6年度日本博 2.0(補助型)(独立行政法人日本芸術文化振興会/文化庁)