令和6年2月11日に、豊後大野市三重町のフレッシュランド恵藤建設で開催された第6回豊後大野俚楽会新春神楽大会で、上演された浅草流大木神楽会『八雲払』です。
高天原を追放された須佐之男命は出雲国簸川の上流で、娘を撫でながら泣いている老翁と老婆を見かけます。理由を聞くと『娘の櫛稲田姫が八岐大蛇に呑み込まれる運命を悲しんで居る』と答えます。須佐之男命は策を授け、八つ門のある垣根を囲み、門ごとに桟敷に酒樽を準備させます。八岐大蛇が酒に酔って眠っているを十握剣で、退治し櫛稲田姫を助け嫁に迎えたという神話の舞です。