沿岸平塚の国道134号と内陸秦野の国道246号を結ぶ主要地方道。
1985年4月1日の134号直結まで、平塚駅北口付近と246を結ぶ路線でした。
それぞれ本県東西方向の大動脈である国道134号、国道1号(東海道)と国道246号を花水川・金目川沿いに結ぶ沿岸・内陸連絡型の重要幹線道路で、平塚市と東名・秦野中井ICのメインルートでもあります。小田原厚木道路(国道271号)、県道63号(相模原大磯)と言った長距離移動型幹線との接続もあり、大型車の往来も多い産業道路色の強い道路となっています。一方、吾妻橋付近を筆頭に富士山の見える箇所や県内有数の桜並木があるなど、風光明媚な一面も持ち合わせています。
全線が2車線の単独区間に関しては、都市計画道路としての整備が完了している起点-平塚橋(渋田川)付近及び西大竹-終点間は高規格ですが、それ以外の区間は「普通」或いは「低規格」です。特に、下大槻団地入口-南平橋間は歩道が無く車線幅も極端に狭い区間があり(但し、歩行者は旧道で迂回可能)、現在拡幅工事が進められています。
また、右折レーンが未設置或いは不十分な交差点も多く、吾妻橋交差点(下り線が幅員・延長共に不十分。吾妻橋の架替に合わせ改良される見込み)や土屋橋三差路(上り線にレーン自体が存在せず。改良計画はあるが実現の見込みは無し)を中心に、滞留もしばしばです。
また、それぞれ25万、17万人の人口を擁する平塚、秦野を直結する唯一の幹線道路とあって、その交通量はそもそも2車線で処理できる容量(キャパシティ)を遥かに超えており、下り線の河原町交差点や上り線の平塚東インター入口交差点は、1㎞以上の渋滞が慢性化しています。当該区間(河原町以東)のうち、平塚市内は(都)平塚海岸秦野線に、秦野市内は(都)平塚秦野線計画に基く4車線化計画がそれぞれ存在しますが、秦野市内のごく一部(河原町付近、東名高架付近)に予定地があるだけで、完成区間は現時点で0mです。
なお、土屋橋以東は全線が新設道路(バイパス)である平塚海岸秦野線については、長持地内(現道で言うと荒井自動車学校付近)で接続予定の(都)湘南新道(未開通)より海側は2車線で、一部は市道として既に完成済みですが、将来この区間が62号に編入されるかは不明です。
また、新設の高規格区間でも、大型店を中心に郊外型店舗が多数立地する(都)萩原八幡線区間や(都)西大竹堀川線区間は、休日の日中を中心に混雑が激しいです。後者に関しては全線が著名な「花見処」でもあり、満開の時期は物見遊山のクルマ(俺か)で渋滞に拍車が掛かります。
なお、県道71号(秦野二宮)を挟んだ河原町-西大竹間の「食い違い」の解消策として、(都)西大竹堀川線を東伸する格好の「(都)曽屋西大竹線(仮称)」が構想されています。この道路が実現すると、平塚⇔二宮・東名・松田間の往来が現道と当道路に分散され、河原町交差点の渋滞緩和が期待出来ます。機能的には62号のバイパスですが、開通後に62号に指定されるかどうかは不明。そもそも本当に実現するかも不明です。