天皇陛下65歳の誕生日 戦後80年に思い 愛子さま、悠仁さまへエールも【もっと知りたい!】【グッド!モーニング】(2025年2月23日)
23日に65歳の誕生日を迎えられた天皇陛下が、去年、社会人になった愛子さまや、この春に大学に進学する悠仁さまへの思いを語りました。
■戦後80年に思い「語り継ぐこと大切」
天皇陛下
「今回の誕生日で私は65歳になりますが、戦後80年という年月を考えると、私が生まれる15年前までは戦争の時代であったということになります」
戦後80年の今年。天皇陛下は記者会見で、戦争を語り継ぐことの大切さを述べられました。
天皇陛下
「戦争の記憶が薄れようとしている今日、戦争を体験した世代から、戦争を知らない世代に悲惨な体験や歴史が伝えられていくことが大切であると考えております」
節目の年には、「慰霊の旅」として太平洋戦争の激戦地をご訪問されてきた上皇ご夫妻。宮内庁は、天皇陛下も慰霊の旅として、沖縄・長崎・広島へのご訪問を検討しているほか、4月には硫黄島への訪問を予定しているといいます。
■愛子さまの職場の話「新鮮で未知の旅のよう」
そして、ご家族に対しては感謝の思いを述べられました。
天皇陛下
「私たち家族はみな自然が好きで、特に雅子や愛子は生き物が好きですので、御料牧場や那須での静養のおりには、一緒に楽しく過ごすことができることをありがたく思います」
去年から日本赤十字社で働き始めた、愛子さま。
愛子さま(去年4月)
「これから社会人としての日々が始まりますが、早く職場になじみ、皆さまのお役に立てますよう頑張ってまいりたいと思っております」
天皇陛下
「職場では周囲の方々に温かくご指導いただき、皆さんと協力しながら精一杯仕事に取り組んでいる様子に、社会人として一歩一歩成長しているのではないかと思います」
天皇陛下は、「私自身、社会人として仕事をしたことがなく、愛子の話の一つ一つに新鮮さを感じる」と述べ、側近には、それを「未知の旅のように感じる」と話されたということです。
■悠仁さまへエール「実り多い学生生活を」
そして、去年、成年皇族となられた秋篠宮家の長男・悠仁さまについては…。
天皇陛下
「会った時には、地方の都市への訪問に関する話題のほかにも、関心を持って取り組んでいる、トンボ、野菜の栽培、バドミントンなどについて、生き生きと話してくれますので、充実した日々を送っているのではないかと思います」
筑波大学への進学が決まったことについて「うれしく思っています」としたうえで…。
天皇陛下
「悠仁親王には、大学生活を通して、本当に自分がやりたいことを見つけるとともに、様々な人と出会い、自身の将来をしっかり見つめつつ、実りの多い学生生活を送ってほしいと願っております。
23日、皇居では午前中に一般参賀が行われ、その後、石破茂総理大臣や閣僚などを招いた「宴会の儀」が5年ぶりに行われるということです。
(「グッド!モーニング」2025年2月23日放送分より)
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