☘65:ラナンキュラスの育て方|球根から育てるコツ、日々の管理や肥料の与え方、球根の掘り上げ方もご紹介【PlantiaQ&A】植物の情報、育て方をQ&A形式でご紹介
今回は「ラナンキュラス」の育て方に関して、特に多い質問を回答させていただきます
▼チャプターリスト
00:15 ラナンキュラス植物図鑑
00:50 ラナンキュラスの球根から育てるコツは?
01:34 ラナンキュラスの管理方法は? 水やりや肥料のポイントは?
02:29 ラナンキュラスの球根の管理方法は? 球根は堀り上げたほうが良いの?
03:26 ラナンキュラスの育て方 基本情報
ラナンキュラスは、ヨーロッパ南東部や中近東を原産とするキンポウゲ科の球根植物です。たくさんの花びらが重なりあう花形が特徴的。花色は黄色やピンク・オレンジ・赤・白など。3月から5月に花を咲かせ、生育すると草丈は30cmから50cm程度になります。ラナンキュラスは病害虫の被害を受けにくく、育てやすい性質をしています。
それでは一つ目の質問です。
球根が販売されている9月は、まだまだ地温が20℃以上と高く、同時に秋の長雨や台風等で土の水分量も多くなっています。その時に乾いた球根を植えつけてしまうと、水分を吸収しすぎて腐ってしまう場合があります。
植えつけ適期は。地温が下がり土壌の水分量も安定している10月~11月です。植えつけ直後は水やりせず、根腐れを防ぎます。発芽するまでは日陰に置いておきましょう。
なお、苗は12月から3月ごろに植えつけます。"
続いて二つ目のよくある質問です。
「日々の管理や、水やりや肥料の与え方に関して教えてください。」
ラナンキュラスは乾燥気味に育てたほうが生育が良くなります。反対に、水をあげすぎて過湿状態になると球根が腐りやすくなります。水やりは、土の表面が乾いてからにしましょう。なお、水やりをするときは、花びらに水がかからないように気をつけてください。花びらはとても薄く繊細なので、濡れたままだと花びらが傷みます。
ラナンキュラスは花を咲かせるのに肥料をたくさん必要とします。肥料が不足すると、花つきが悪くなるばかりか、葉が黄色くなったり株が弱くなったりしてしまいます。花の蕾ができ始めたら、花が終わるまでの間は液体肥料「ハイポネックス原液」を1週間に1度を目安に与えてください。
続いて三つ目のよくある質問です。
「球根は掘り上げたほうがいいの?掘り上げについて教えて下さい」
ラナンキュラスの球根は、花が終わった後植えっぱなしにしていても水やりを続けていれば翌年にはまた花を咲かせます。ただし、地上部は枯れているので、水やりの加減が難しいことも。翌年も花を楽しみたい方は、花後に一度球根を掘り上げて保管しておき、秋になったら植え直すことをおすすめします。
掘り上げ作業は、花が枯れてから。花がらを切りをし、葉っぱが黄色く枯れるまでそのままにしておきます。こうすることで、茎や葉っぱから球根に養分が送られ、球根が肥大します。その後、地上部が枯れたら球根を掘り上げます。
土を落とし、日陰の風通しのよい場所で乾燥させた後にネットに入れて風通しの良い日陰で保管しましょう。"
最後に、
ラナンキュラスの育て方の基本情報です。
植えつけは、水はけの良い用土を利用しましょう。元肥として緩効性肥料『マグァンプK中粒』を土に混ぜ込みます。
水やりは、鉢植えの場合、土の表面が乾いたら株元にたっぷりと与えます。
病害虫に関しては、特に気をつけたいのが、アブラムシ被害。見つけたら早めの対策を。