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今回のレジュメ
○北野武/ビートたけしとは何者か?
・略歴:1947年生、団塊の世代
・明大工学部現役合格と数学
・モラトリアム大学時代とアングラ演劇文化
・ビレッジ・バンガード:永山則夫(1969逮捕)
・ジャズ・ビレッジ:『死んだ犬』強く生きよと母の声、死ねと教えし父の顔、何のあてなき人生なり死に場所探して生きるもよし
・若松孝二、小水一男
・コント→漫才と「たけし軍団」(石原軍団、ピラニア軍団)
・コント演出と映画
・チック症
○映画監督 北野武
・作風
・暴力(それまでの東映深作暴力=怒り、キタノ暴力=突発的「BoilingPoint」)
深作欣二は、謹慎中の身にあったたけしと京都において初対面。「非常に鋭い顔をしている。笑っていても目は笑わんし、顔立ちが独特だ。いろんな人間とシビアな闘争をしてきた男の顔だ」
・笑い:間合い、予定調和の破壊(松本お笑いテスト)、裏切り
・キタノブルー(シンプル、モノクロ、Dolls以降は自己模倣として)
・台詞の少なさとモンタージュ(演技ができない場合は犬のように取る、究極の映画は20枚くらいの絵)
・世界での高評価と日本での低評価(異業種監督ブーム)
・影響:青春時代に吸収したものが原点説
トリュフォー、ゴダール、勝新太郎
共通点:ロケ撮影中心、同時録音、即興演出(アドリブ)
・ジャック・タチ1907年生まれ:喜劇役者にして映画監督、構図の偏執さ
・死に場所探して生きるもよし
・振り子理論
「振り子の理論でいえば、暴力とは反対の方向へ振れるだけ振っておけば、今度暴力の側へ戻ってきたとき、今までよりも、もっとずっと過激に表現することができる。
振り子も愛と暴力の間でだけ振れるんじゃなくて、お笑いの方へも振ってみたいし、あらゆるところへ振っていく。その振幅が大きければ大きいほど、他へいった ときもっと大きいことができる。おいらは、平面的な振り子ではなくて、三百六十度あっちこっち振れて、結果的には水平にぐるぐる回ってしまうぐらいなことをやりたいんだ。」
「振り子のように生きないと。10の暴力は10の愛に変わる可能性がある。振り子の片方を高く上げれば、反対側にも高く上がる。人をもっと笑わせるためにひどいことを考えれば、反動で笑わせられる。人を嫌えばその反動で愛は深くなる」
・編集、CG使うことも躊躇わない(天使、無視、監督ばんざい、血)「映画はプラモデル」
・ジャックタチ『プレイタイム』大規模モダニズム建築セット「タチ・ヴィル」、70mmフィルム、撮影二年
・キャスティング:大島渚ゆずり、素材を活かす
・予定調和、観客の予想や期待、全てを裏切りたい
・モンタージュ
言葉のギャグって、意外なことをオチで言うとか、言い間違えるとか、いくつかのパターンが決まってきちゃうんですよ。でも画のギャグは、言ってみれば無限にあって
【出演】
Dr.マクガイヤー
「ゲロとレイプがある映画は傑作である」と言い切るアラフォーオタク。 ボンクラ映画をこよなく愛する正体不明の冒険野郎。番組中の白衣は自前だ。
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2015年4月27日収録