クリームと朱色の車体の塗色から「赤胴車」の愛称で親しまれていた、阪神電車の優等列車用車両。
1958年に登場した3301・3501形でこの塗装が初めて採用され、当時放送中の人気テレビ番組であった「赤胴鈴之助」から、「赤胴車」と名付けられました。
本線8000系の8239Fが2015年5月19日で赤胴車での運用を終了した後は、武庫川線用の7861形3編成・7890形1編成のみが、その伝統の塗装を守ってきました。
残念ながら5500系の武庫川線への転用により、2020年6月2日限りでひっそりと引退しました。
https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/202006/0013393022.shtml
7861・7961形は7801・7901形の2両編成版として1966~68年に8編成製造され、本線の増結用の他、西大阪線では西大阪特急としても活躍しました。
1984年に武庫川線が武庫川団地前まで延伸された際に、武庫川線での運用が開始され、阪神全線で運用される車両となりました。
1000系の導入により2008年までに本線運用の非ワンマン車並びに7801・7901形は廃車され、武庫川線に残ったワンマン車3編成が、阪神最後の片開き扉車として往年の姿を2020年まで見せてくれました。
7890・7990形は1974~77年に製造された4両編成の3801・3901形を、1986年に組成変更して武庫川線用2両編成として登場した車両です。
1編成しか存在しなかったため、遭遇する確率は低かったです。
1両は、武庫川団地内に保存される予定です。
https://railf.jp/news/2020/03/17/194000.html
4~5年前に撮影したものしかないため、今年の春に再訪しようと思っていましたが、かないませんでした。
武庫川線の赤胴車の他、本線8039Fの映像も収録しております。
Hanshin Mukogawa Line.