2月13日、高知県四万十町の興津海岸。
地元の人「ごっつい大きいわ」
子ども「乗ってみたくなりました」
地元の人たちを釘付けにしていたのが海上自衛隊の水陸両用艇・LCACです。
砂浜にも上陸できるため、大地震の際、港が使えなくても物資の輸送が可能です。
さらに、積載できる重さは約50トンで、トラックも運ぶことができます。
南海トラフ地震を想定した日米共同の防災訓練は関東から九州にかけての地域で毎年行われていて、今回は自衛隊と在日アメリカ軍およそ900人が参加しました。
興津海岸では砂浜への着岸や救援物資を船からおろす訓練を行いました。
海岸近くには様子を一目見ようと多くの住民が集まっていました。
地元の人「逃げる所(避難経路)も作ってくれたけど、備蓄所のあるところまでシルバーカーをついて、はね坂がちょっと急になっていて、よう上がりませんでした。なかなか問題があるねと話していたところです」
地元の人「陸の孤島になる可能性がすごく高いので、どういう助けを受けられるのか心配だったが、こんなすごい頼もしいものがあると目の前で見て、まだここに住み続けて大丈夫という気がしました」
その頃、高知市では。
石井愛子アナウンサー「米軍のヘリの姿が見えました1機、2機、こちらに向かってきています」
砂埃を上げて着陸したのが米軍機UH-60L、通称「ブラックホーク」です。
石井愛子アナウンサー「負傷者と見られる紺色の服を着た男性が自衛官とともにヘリに向かっています」
こちらではケガ人をヘリに乗せ、災害派遣医療チーム、DMATのもとへ搬送する訓練が行われました。
多くの命を救うため、隊員たちは大地震に備えていました。