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『こまち』連結器部分が原因か…去年9月にもトラブル 東北新幹線 走行中に連結分離【報道ステーション】(2025年3月6日)

ANNnewsCH 16,645 6 hours ago
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東北新幹線の連結車両『はやぶさ・こまち21号』の連結部分が分離し、緊急停車しました。 緊急停止した場所は、西日暮里駅付近で、東北新幹線のほか上越新幹線や北陸新幹線など、JR東日本が運行するすべての新幹線が走る区間。影響は、広い範囲に及びました。 埼玉へ行く人 「大学の者なんですが、いま試験の解答用紙もって、今日中に帰らなきゃいけない。長野会場で受験をして、解答用紙お預かりしているので」 山形へ行く人 「去年の今ごろもオーバーランか何かして、遅延した列車に乗ってた経験があるので、そういうことが頻繁に起こると、ちょっと困るなと」 東北新幹線の郡山駅で、1年前の6日に発生したオーバーラン。去年9月には、宮城県内で今回と同様に『はやぶさ』と『こまち』の連結部分が、走行中に外れるトラブルが起きています。 新幹線どうしを連結して高速走行するというのは、さほど新しい技術ではありません。 1992年の山形新幹線開業にあわせて導入されて以来、山形・秋田の2つの路線で、30年以上続いている運用です。去年9月まで、走行中に連結が外れることなど、1度もありませんでした。 列車が再び動き出したのは約3時間後でした。『はやぶさ』と『こまち』は別々に走行。連結部分は露出したままでした。 JR東日本は、去年9月のトラブルのあと、原因を究明し、再発防止策を取ったと説明していました。今回、『はやぶさ』に使われていたのは、ラベンダー色の帯をまとったJR北海道が所有する車両ですが、同様の対策が取られていたといいます。 なぜ、再び、トラブルは起きたのでしょうか。 JR東日本は6日夕方、緊急会見を開きました。 JR東日本新幹線統括本部 池田裕彦本部長 「まだ現時点ではっきりしないが、こまちに(原因がある)可能性が高いとみている。こまちの連結器部分で、今までにないような状態が確認された。ただ、その詳細がまだ入ってきていない」 国の運輸安全委員会は、今回の事故を“重大インシデント”に認定し、鉄道事故調査官3人を派遣することを決めました。 JR東日本は、原因が判明するまで連結運転をやめることにしています。 ◆去年9月のトラブルは、東北新幹線の古川-仙台間で起きました。原因は『こまち』側で、連結を強制的に分離する“非常用スイッチ”の端子に車両の製造時に出た削りくずとみられる金属片が接触して、スイッチが誤作動したものとみられています。       JR東日本は、当時、連結運転する新幹線96編成を点検し、ほかに10編成で金属片が見つかったため、除去しました。さらに、去年10月末までにスイッチの機能を無効化していました。また、連結する車両を持つJR北海道も、当時、車両を点検し、対策は完了していたといいます。 ◆なぜ、トラブルは起きてしまったのか。 JR東日本は、6日の記者会見で、今回のトラブルの原因も『こまち』側にある可能性が高いと説明しています。前回のトラブルを受けて対策が取られていましたが、「電気的な不具合があったというような報告を受け、詳細をこれから調べる」と説明しています。 そのうえで、JR東日本は、原因が判明し、対策が完了するまで、新幹線の連結運転をすべて取りやめると明らかにしました。 ◆連結運転がなくなると、東北各地への移動はどうなるのか。 秋田新幹線の『こまち』や山形新幹線の『つばさ』で移動しようとしていた人は、東北新幹線の車両のチケットを購入しないといけません。東京と、秋田・山形方面への連結での直通運転は行われなくなるので、秋田は盛岡駅で、山形・新庄は、福島駅で、それぞれ乗り換えが必要になります。連結運転が取りやめになっても、盛岡までの新幹線の本数は変わらないということですが、1本あたりの車両数が減ることで、座席数は減るので、車内が混雑する可能性がありそうです。 [テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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