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【自己愛性パーソナリティ障害】自己愛性パーソナリティ障害的な人との関わり方は?【精神科医が9.5分で回答】パーソナリティ障害|パワハラ|カサンドラ症候群

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0:20 自己愛性パーソナリティ障害(的な人)について 1:40 周りに主に影響が出る 3:01 自己愛性パーソナリティ障害的な人との関わり方 3:40 変えようとすることは無効かつ危険 4:18 どうしてもかかわる必要があるときは 5:04 ターゲットにされることを防ぐには 6:14 どうしても苦言を呈する必要がある場合の対策 8:34 まとめ 自分が特別だと確信する「自己愛性パーソナリティ障害」は周りがパワハラやカサンドラ症候群など影響を受けます。その相手を「変える」ことは難しく基本は「距離をとる」ことが大事です。どうしても話す場合は、巻き込まれない「自他境界」と相手の発言にぶれないための「自己肯定」が大事になります。 ご質問「自己愛性パーソナリティ障害的な人との関わり方は?」について、精神科医が9.5分で回答しています。 出演:春日雄一郎(精神科医、医療法人社団Heart Station理事長) こころ診療所吉祥寺駅前 https://kokoro-kichijoji.com 府中こころ診療所 https://fuchu-kokoro.com チャンネル登録お願いします https://www.youtube.com/c/こころ診療所チャンネル ↓↓内容の詳細は下記になります。 ## はじめに 今回のテーマは「自己愛性パーソナリティ障害的な人との関わり方」です。結論から言えば、基本的には距離をとり、介入する場合は慎重に対応することが重要です。 ## 自己愛性パーソナリティ障害の定義と特徴 ### 定義 自己愛性パーソナリティ障害的な人とは、本人に自覚がなく診断を受けていないものの、その特性が明確で周囲に影響を与えている場合を指します。部分的に意識していても、変化への明確な覚悟がない場合も含まれます。 ### 主な症状 1. 誇大性:自分を特別に優れた人間と思い、他者を見下す 2. 過度の賞賛欲求:他者からの賞賛を過剰に求め、勝つことに執着する 3. 共感性の欠如:他者に共感せず、自分のために相手を利用する ### 外から見える例 - 自慢話が多く、相手の話を聞かない - 他者を強く批判するが、自分が批判されると激高する - 自分にとっての価値によって態度が露骨に変わる ## 周囲への影響 自己愛性パーソナリティ障害の人の周りにいる人々は、以下のような影響を受ける可能性があります: 1. 継続的なパワハラのような状態 2. 利用されて実害が出る 3. ストレス持続によるうつ病や適応障害(カサンドラ症候群など) 重要なのは、本人がしばしば周りへの影響を意識していないということです。自分の言動によって周囲が苦しんでいることに気づいていない、あるいは実感のある痛みとして認識していないことが多いです。 ## 関わり方の基本:距離を取る 自己愛性パーソナリティ障害的な人との関わり方として、基本的には距離を取ることが無難です。理由は以下の通りです: 1. 距離が近づくと巻き込まれたり利用されたりする恐れがある 2. 相手から近づいてくる場合も、多くは自分の利益のため 対策としては: - 自分から近づかない - 相手が近づいてきた場合は丁重に距離を取る ## やむを得ず関わる必要がある場合の対応 どうしても関わる必要がある場合は、心理的距離を保ち、影響を減らすことが重要です: 1. 心理的距離の確保:相手の言動を真に受けすぎない 2. 自他境界の明確化:巻き込まれや傷つきを減らす 3. 他者評価への依存度を減らす:自分で自分を肯定する姿勢を持つ ## ターゲットにされることを防ぐには 1. 孤立を防ぐ:相談できる相手を見つけ、第三者的な視点での対策を相談する 2. 覚悟を持つ:できないことははっきりと伝える(アサーション) 3. リスクを認識しつつも、必要な時は意見を言う覚悟を持つ ## 苦言を呈する必要がある場合の対応 やむを得ず苦言を呈する必要がある場合は、以下の点に注意して慎重に対応します: 1. 必要なことは明確に伝える:誤解を招かないよう、具体的に伝える 2. 攻撃性を減らす:冷静に穏やかに伝え、行動に焦点を当てる 3. 相手の面子を保つ:サンドイッチ法を活用する 4. 感情的にならない:相手の反応に巻き込まれないよう注意する 5. 組織で対応:一対一の対応は避け、集団全体で対応を共有する ## まとめ 自己愛性パーソナリティ障害的な人との関わりには注意が必要です。基本的には距離を保ち、関わる必要がある場合も心理的な距離を確保することが重要です。苦言を呈する必要がある場合は、リスクを認識し、チームで冷静に対応することが大切です。 こころ診療所グループ(医療法人社団Heart Station) 府中こころ診療所(東京都府中市宮西町1-1-3三和ビル2階、☎042-319-7887) こころ診療所吉祥寺駅前(東京都武蔵野市吉祥寺南町1-4-3ニューセンタービル6階、☎0422-26-5695) #自己愛性パーソナリティ障害 #パーソナリティ障害 #パワハラ  #カサンドラ症候群  #精神科医  【監修者】 医療法人社団Heart Station 理事長 府中こころ診療所院長 春日雄一郎 精神科医(精神保健指定医、日本精神神経学会精神科専門医) 2005年東京大学医学部卒業、NCNP病院、永寿会恩方病院等を経て、2014年に府中こころ診療所を開設、その後医療法人化し理事長に就任、2021年8月に分院「こころ診療所吉祥寺駅前」を開業。メンタルクリニックの現場で、心療内科・精神科の臨床に取り組み続けている。

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