↓ヒグマに関係するシーンがあるものだけまとめました(クマにあったらシリーズもここ)↓
https://www.youtube.com/watch?v=xuX0edJ5-Lo&list=PLhoNUFn7E4NLbl-rlMy9g3bqA5-qa6FxY&index=51
*コメントされる方はまず先にこちらをお読みください*
●本映像のコメント欄は承認制にさせていただきます。承認するまで表示に遅延があることをご了承ください。また、不適切な発言、個人を攻撃する内容(誹謗中傷の言葉すべて)である場合は承認せず、削除いたします。
●ヒグマに出遭った際の対処法は多岐に渡りますが、今回はその一例です。ヒグマのいる山域においての山歩きの際の注意点は映像内でお話ししている通りです。基本的な対処法についてはクマにあったらどうするかact2およびact1の動画説明欄をお読みください。
今回の"出遭っても気にしないフリをする"というのはヒグマ同士でも行われることで、昔から長く山に入り、何度もヒグマに出遭ってきて自然に身に付いた山男の知恵ですが、今回の出遭いの場合はまずはお互いに距離を取ることが先決です。
一般の方は距離が取れた時点で下山をしてください。
背中を向けた場合、こちらから見えていなくても、視力の良いヒグマには見えている場合が多く、こちらの後を追う、または様子を見に来る個体も稀にいます。
自分はヒグマを追うハンターであり、ヒグマがどこにいるか、時間帯によってどのように行動しているのか、入る山ごとのヒグマの特性を知っており、襲われないようにするにはどうしたらいいか、という技術を色々と持っているため、撮影を続行しています。
ただし、これが親子熊であった場合には撮影は続行していません。5~6月の時期の子連れの母熊は非常に危険だからです。
今回のヒグマは2年前にもここで出遭った雄のヒグマであり、体躯が大きくなり、深山のあまり人を知らないヒグマですので滅多なことでは攻撃を仕掛けてくることはなく、逆に安全です。
深山の大きな雄ほど安全、ということを知らない方が多いと思います。人間にとって危険なのは親子熊や単独で行動範囲の広い若い雄の熊です。
●ヒグマへの対応は出遭いの状況や親子熊なのか単独なのか、年齢はいくつなのかによって変わってきます。
ヒグマやツキノワグマについては書籍を買って読んでもらった方が理解は深まると思いますし、巷にあふれる熊の話が全然違うということにも気づくと思いますので、本動画ではコメント1つ1つに答えていくよりも効果的であろう下記の本をおすすめします。
↓おすすめする書籍↓
「クマにあったらどうするか アイヌ民族最後の狩人 姉崎等 (ちくま文庫)」
ヒグマについてはこちら。おすすめする理由は対談形式で一般人が思うような疑問に対して淡々と経験則を答えており、読みやすいから。
専門家ではなく、狩人の視点でヒグマを見ており、ヒグマの思考を読める(知れる)。
そんなのも昔は効果があったの!?というようなことまで書かれており面白い。
「山でクマに会う方法 米田 一彦 (ヤマケイ文庫)」
ツキノワグマについてはこちら。ツキノワグマ研究の第一人者で専門家の本だが"クマ追い"という独特の方法で研究をしてきた点やツキノワグマの思考にも着目しており、なるほどと思えることが多い。
基本的な対処法やメリットデメリットも経験的に書かれており、比較的読みやすいので万人におすすめできる。
●補足。ヒグマはこちらに気づいて伏せていたというのが動画内での僕の最初の認識でしたが、後から考えると、ヒグマが立ち上がってこちらを一瞬凝視した後に逃げ出すように斜面を駆け上がっていったため、おそらくは陽当たりの良い、それも小高い位置の木の根の側の笹の上で周囲を見渡せる安全な場所だったのでお腹を出して日向ぼっこをしていた最中だったのだと考えられます。こちらの下側からは目視ができず、ヒグマの方も寝ていたため、お互いに近距離になるまで気づかなかったパターンだったのでしょう。賢いヒグマはそれを見越して、そのような場所に陣取っていたとも言えますね。なのでやはり、野生動物の方が一枚、上手です。
ちなみに仮に狩猟中でヒグマがすでに手負いだったら、こちらがやられていたパターンですが、そもそも、銃を携えての狩猟中であれば僕の山での獲物を追う動き、辿り方が違うのでこのような出遭いにはならないですね(なんか、そういうコメントする人がいそうなので先にここに書いておきます)。
使用音源:
「n36作戦会議」
フリー音楽素材H/MIX GALLERY
#すずしん工房 #熊 #ヒグマ