【野尻宿 木曽郡大桑村】七曲りと呼ばれる曲がりくねった街道沿いに今も色濃く残る江戸時代の宿場の面影。冒頭のBGMは地域の有線放送でたまたま流れた「故郷」です。夕暮れ時を狙って撮ってみました。
江戸と京都を結ぶ街道の1つであった中山道には宿場が69あり、そのうちの11が木曽谷にあり「木曽十一宿」と呼ばれています。野尻宿の長さは木曽十一宿の中では奈良井宿に次ぐ規模を誇り、「七曲り」と呼ばれる町筋が曲がりくねっているのが特徴です。
七曲りとは、宿場を外敵から守るまためにわざと所々狭くして曲がりくねらせている道です。街道から分かれる道はさらに狭くて坂が多くなっています。
野尻宿は、寛政3(1791)年に大火に遭っています。その後も度々火災が発生し、昭和18(1943)年の火災では当時の建物がほぼ全焼しました。そのため往時の古い街並みは残っていません。
しかし宿内の道は、ところどころ昔の面影を色濃く残しています。古い木造の建物は当時を偲ぶには十分すぎるほどです。古い街並みはどこか懐かしく日本人の原風景といった街並みです。
野尻駅からあまり離れていない旅館「庭田屋」は、昭和53年公開の「男はつらいよ」のワンシーンに出てきます(6:30)。
人影も少なく、極端に観光地かされていない分ゆっくりと落ち着いて木曽路を散策できます。知名度は低いですが、実はおすすめの観光スポットです。
野尻宿:長野県木曽郡大桑村野尻
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