■あらすじ
宮部小弥太は、28歳になっても暗闇を怖がり、喧嘩を見るだけで震えるほどの臆病な武士である。彼は岡崎藩・水野監物忠善に仕える50石の小身の武士であり、自身の低い身分をむしろ幸運に思っていた。彼は剛毅な人間になろうと努力し、滝に打たれたり祈願したりしたが、性格は変えられず、最終的には諦めていた。
小弥太は結婚し、幸せな家庭を手に入れた。が、藩内で横暴な新参者・河原勘兵衛と果し合いをすることになってしまう。
臆病者で自らをみかぎろうとする小弥太が、妻のはげましで殿の信望をえていく感動の物語——お聞きください
『武道無門』は、武士道においても「戦うことだけが武士の道ではない」と示し、個々の性格を受け入れ、それを活かす生き方の重要性を説いた名作です。
『武道無門』の登場人物一覧
◆ 宮部家
宮部小弥太(みやべ こやた)
本作の主人公。岡崎藩・水野家に仕える50石取りの武士。
極度の臆病者だが、機転と用意周到さで危機を乗り越える。
お八重(おやえ)
小弥太の妻。橋本作左衛門の娘。
温和で控えめな性格だが、強い覚悟と知性を持ち、小弥太を支える。
◆ 岡崎藩
水野監物忠善(みずの けんもつ ただよし)
岡崎藩五万石の藩主。尾張藩の動向を探るため、密偵活動を計画する。
小弥太の独特な才覚を見抜き、名古屋城探索に同行させる。
岡野伊右衛門(おかの いえもん)
忠善の側近で、名古屋城探索の随行者。
戦闘力に優れ、剛毅な性格。
橋本作左衛門(はしもと さくざえもん)
小弥太の義父。岡崎藩の家臣で、番頭格を務める。
武家のしきたりに忠実な人物。
◆ 岡崎藩の家臣
河原勘兵衛(かわはら かんべえ)
岡崎藩に五百石で召し抱えられた新参者。
剣の達人だが傲慢で、藩内でも評判が悪い。
小弥太との果し合いで敗北する。
吉之丞(きちのじょう)
水野忠善の近習(側近)。
小弥太を忠善のもとへ呼びに行く。
◆ 尾張藩(名古屋城)
尾張大納言・徳川義直(とくがわ よしなお)
徳川家康の九男で、尾張藩の藩主。
岡崎藩の動向を警戒し、名古屋城探索の際に小弥太たちを捕えようとする。
西条屋仁兵衛(さいじょうや にへえ)
名古屋の商人で、岡崎藩の密偵活動に協力する。
小弥太たちは、彼の手引きで名古屋城下に潜入する。
島屋嘉助(しまや かすけ)
尾張の宮にある糸問屋の主人。
小弥太たちの潜伏を手助けする。
◆ その他
小野次郎右衛門(おの じろうえもん)
一刀流の剣術家で、忠善の師。
忠善に剣の極意を授けた人物。
小幡勘兵衛(おばた かんべえ)
兵学者で、忠善に軍略を教えた人物。
忠善が著した『水野抄』の兵書にも影響を与えた。
■用語集
上厠(じょうし)……便所に入ること
水垢離(みずごり)……冷水を浴びて体の穢れを去り、清浄にすること
おひゃからかし……からかう。冷やかすこと。
笑殺(しょうさつ)……笑うだけで問題にされないこと
口幅(くちはば)たい……身のほども考えないで、おおきなことをいう。
■目次
0:00 武道無門 一
6:21 武道無門 二
13:47 武道無門 三
19:56 武道無門 四
26:44 武道無門 五
33:35 武道無門 六
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