今年の6月に発表されたメルセデス・ベンツの新型Cクラスは、7年ぶりのフルモデルチェンジとなり、その進化が注目されている。初代の190クラスからの累計販売数は全世界で1,050万台以上というモデルだけに、その進化はメルセデスだけでなく世界中の自動車メーカーに大きな影響を与えるほどの存在だ。今回最も大きな話題は、「全モデル電動化」されたこと。マイルドハイブリッドのISG(Integrated Starter Generator)は発売中の全モデルに搭載され、この後にはプラグインハイブリッドも投入される予定だ。2030年代末には全車EV化を発表しているメルセデス・ベンツだけに、その本気度が表れていると言えるのだ。また先日フルモデルチェンジされたばかりの新型Sクラスの最新技術が、早くもこのCクラスにも惜しみなく投入されていることも注目されている。まだ私たちの目に触れていない新型Cクラスに試乗するチャンスが訪れたので、河西編集長が“緊急試乗”に赴いた。そこで体験した新型Cクラスの進化とは?